くらし われら地域を守り隊 妙高市消防団

このコーナーでは、妙高市消防団の活動を紹介するほか、自分の身は自分で守るという市民の皆さんの防災意識を高める情報をお伝えします。

■山川団長が内閣総理大臣表彰
永年に渡り市消防団の活動にご尽力いただいている山川栄勇団長が、自治体消防75周年記念大会内閣総理大臣表彰を受賞しました。山川団長に入団当時のことや団員への思いなどを伺いました。

○多くの現場を経験 入団当時振り返る
山川団長は、昭和52年、旧妙高高原町の田切分団(現在の妙高高原方面隊第7分団)へ入団しました。入団して間もない頃に経験した山岳遭難の捜索や旅館の火災は、今でも記憶に残っているそうです。
当時は1つの分団で40人近くも団員がいた時代。「消防団の活動を通じて地域の人と集まって作業をしたり、話をしたりすることが楽しみだった」、「点検のたびにポンプのエンジンをかけて放水まで確認していたので、火災現場でエンジンがかからないことはなかった」と機材の管理やポンプ操作の訓練は万全だったようです。
自身の消防団活動の中で最大の災害だったと話すのが、昭和53年5月に妙高高原で発生した白田切川の土石流災害。「自然災害の恐ろしさを知った。身動きがとれず日頃からの備えが大事だと感じた」と当時の様子を思い出していました。

○妙高市消防団20年日頃の活動に感謝
山川団長は、妙高高原方面隊長や副団長を経て、平成26年に団長に就任しました。団員には「予防消防に努めてもらい災害や火災が減った。皆さんに感謝している。今の自分があるのは皆さんのおかげ」とし、「自分の身は自分で守るという気持ちを忘れずに取り組んでもらいたい」と話しています。
そして、新たな団員の確保として、「難しく考えず、気軽に集まる気持ちで多くの人から入団してほしい」と呼びかけています。

■消防だより 春の火災予防運動実施中
4月7日まで県下一斉に「春の火災予防運動」を実施中。みんなで火災予防を徹底しましょう。

◆住宅防火 いのちを守る 7つのポイント
○3つの習慣
・ガスコンロなどのそばを離れるときは、必ず火を消す
・外出時は、火の元の確認をしてから外出する
・電気器具は正しく使い、タコ足配線にはしない

○4つの対策
・逃げ遅れを防ぐために住宅用火災警報器の維持管理をする
・寝具、エプロン及びカーテンを防炎品にする
・火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器を設置する
・お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる

■あなたのチカラを消防団へ
消防団員を募集中。いつでも入団できます。
入団の条件は、市内に在住もしくは勤務している18歳以上のかたです。
ご希望のかたは、お近くの消防団員または市役所総務課へお問い合わせください。

■山火事防止!
春は空気が乾燥するため、ちょっとした火種で山火事が発生します。たばこのポイ捨てや、山菜採り、入山者の火の不始末による火災が、毎年多く発生しています。たいせつな山林を守るため、マナーを守りましょう。

消防団の活動をインスタグラム(本紙またはPDF版に掲載の二次元コードをご利用ください)で紹介

■妙高市の火災・救急件数
妙高市の火災件数は6件で、前年より10件減少となりました。救急出場件数は1705件で、搬送人員は1617人となっています。
(令和6年1月1日から12月31日まで)

普通救命講習会を定期的に開催中。申し込みは、新井消防署【電話】72-7119、頸南消防署【電話】86-3119

[「消防だより」編集・発行:妙高市・妙高市消防団・新井消防署・頸南消防署]

[発行]妙高市消防団広報部(事務局:妙高市役所総務課危機管理室防災係)
【電話】74・0002