- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県妙高市
- 広報紙名 : 市報みょうこう 令和7年6月号
■なすの梅肉和え
日本独自の暦「入梅(にゅうばい)」は、季節の移り変わりの目安となる暦日のひとつです。梅の実が熟し、梅雨に入る頃を表し、その名の由来となっています。
梅雨は、5~7月にかけての長雨の期間のことで、暦のうえでは夏至の10日ほど前、6月11日頃を入梅といいます。梅雨と聞くと、ジメジメとした雨の日やぐずついた天気をイメージして、嫌煙されがちですが、梅酒、梅干し、梅ジャム作りなどの梅仕事は、この時期だけのお楽しみです。梅には、強い酸味のもととなるクエン酸が含まれていて、エネルギー代謝を高め、疲労回復の効果があります。梅の甘い香りに包まれながら丁寧に手仕事をするもよし、酸味の効いた梅を使った料理で、本格化する暑さに備えるもよし。
旬の梅を使って、自分だけの味を仕込む。今年はそんな梅雨時間を満喫してみませんか。
◆梅シロップ(梅ジュース)
○材料
・梅…1kg
・氷砂糖…1kg
・りんご酢…180cc
※酸味が苦手なかたは、りんご酢を減らして調整してください
○作り方
(1)梅を流水で優しく丁寧に洗い、よく乾かす
(2)つまようじでヘタをとる
(3)容器に梅と氷砂糖を交互に詰めて、最後にりんご酢を入れる
(4)毎日、容器をゆすり、液を全体に馴染ませる
(5)氷砂糖が溶け、梅がしわしわになったら出来上がり
(6)梅を取り出し、冷蔵庫で保管する
※炭酸水や水で割って、梅ジュースとして飲むのがおすすめです
◆なすの梅肉和え
○材料(4人分)
・なす…4本
・大葉…4枚
・梅干し…2個
★めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ1
★ごま油…大さじ2
★いりごま…大さじ2
・かつお節…お好みで
○作り方
(1)なすのヘタをとり、ラップを巻いて600Wの電子レンジで2分30秒加熱する
(2)(1)をそのまま冷水で冷やし、食べやすい大きさに切る
(3)ボウルに(2)、千切りした大葉、梅干し、★を入れてよく和える
(4)器に盛り、仕上げにかつお節をかけたら、完成
○一口メモ(なす)
6月が旬の始まりです。なすの皮の色素成分はナスニンというポリフェノールで強い抗酸化作用があると言われていて、免疫力アップや紫外線からの肌トラブルを防ぐなどの効果が期待されています。
※次回のみょうこう食の歳時記は、市報9月号に掲載予定です