- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県妙高市
- 広報紙名 : 市報みょうこう 令和7年6月号
「こ食」とは、現代の食生活の問題点を表したものです。特に「孤食」はほかの「こ食」につながりやすいです。皆さんの食事で思い当たるものはありませんか?
■孤食(こしょく)(一人で食事をすること)
○個食…個食家族それぞれが自分の好きな食べ物を食べること
・栄養が偏り、好き嫌いが助長される
・味を共有することができず、食事中の会話が広がりにくい
○固食…固食自分の好きなものしか食べないこと
・栄養が偏り、肥満や生活習慣病の原因に
・高齢期では、知らず知らずのうちに食べやすいものに偏り、低栄養になることも
○粉食…粉食パンや麺類などの粉を使った主食ばかり食べること
・あまり噛まずに飲み込めるため、満腹感や噛む力が育ちにくい
・高カロリーや糖質過剰になりやすい
○濃食…濃食加工食品などの濃い味付けのものばかり食べること
・濃い味を好むように味覚が変化し、肥満になりやすい
・高血圧などの生活習慣病の原因になる
○小食…小食無理な食事制限や食欲がなく食べる量が少ないこと
・発育に必要な栄養が不足する
・高齢期には低栄養が介護のきっかけになる
■「こ食」対策のポイント
1.共食の機会を増やしましょう~孤食・個食・固食・小食対策~
だれかといっしょに食事(共食)をすることは、食への興味関心を高めるだけでなく、社会性や協調性など生きる基礎を作ります。また、一人暮らしのかたは毎日でなくても、町内会の行事に参加したり、友人との会食などだれかと食事をする機会をつくることで、食欲増進や食べる食品の多様化、ストレス軽減につながります。
2.食品選びを工夫しましょう~固食・粉食・濃食対策~
味付きごはんや麺を中心とした単品ではなく、ごはん+おかず+野菜の組み合わせを意識して食品を選ぶことで、簡単に減塩・バランスのよい食事になります。妙高市民の90%以上は、食塩をとり過ぎています。元気で長生きのためには「濃食」の見直しを!
例1)主食だけにしない!~いつもの固食にたんぱく質(卵)とカット野菜をプラス~
例2)味付きごはんは高塩分、必ず野菜をプラス!
問合せ:健康保険課 健康づくりグループ
【電話】74-0013