子育て [特集]学校と地域は支え合うパートナー コミュニティ・スクール(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県南魚沼市
- 広報紙名 : 市報みなみ魚沼 令和7年7月号
市では、市内全小中学校、総合支援学校に「コミュニティ・スクール」を導入し、各中学校区には「地域学校協働本部(しおざわ本部、むいかまち本部、はっかい本部、やまと本部)」を設置しています。
■コミュニティ・スクール(=「CS」)
学校運営協議会を設置している学校のことで、学校と地域住民や保護者の代表などが主に学校運営などにかかわる必要な支援(「学校の課題」、「子どもの課題」、「地域の課題」)などについて協議をする場です。
■地域学校協働本部
CSで話し合われたことを具体化していく場となります。
各校に配置された地域学校協働活動推進員(地域コーディネーター)を中心に、地域のPTA、保護者、地域づくり協議会、諸団体などとネットワークを形成し、協議会の課題の改善や解決に向けた対応を協力しながら推進しています。
例えば地域づくり協議会と連携した地区行事などへ子どもたちが参加し、地域の活性化につながっています。また、地域内の団体、PTAや育成会、後援会などは、学校での行事支援や学習補助、環境美化整備などについてボランティアとして、子どもたちの成長支援に協力をいただいています。
■地域学校協働本部 地域学校協働活動推進員
地域学校協働活動推進員は、地域と学校をつなぐ役割を担っています。
活動内容は学習支援、環境整備、交通安全、地域活動、クラブ活動補助などです。
協力要請などがありましたらご協力をお願いします。
※詳しくは、本紙またはPDF版を参照してください。
■学校での取組―城内小学校―
校長 上村一彦
城内小学校では、コミュニティ・スクールの活動が、子どもたちの充実した学びと地域の活性化に結び付くことを目指しています。そのために、3つのビジョンを立てました。
・地域全部が「大きな学校」
・地域の方皆子供サポーター
・元気な城内。地域を元気に
そして、(1)地域から学ぶ活動、(2)地域に打って出る活動、(3)地域とともにつくる活動に取り組んでいます。
令和6年度は主に、地域学校協働ボランティア組織の立ち上げ、教職員による地域巡検、「城内の明日を語る会」の開催に取り組みました。
特に、「城内の明日を語る会」では、6年生児童(当時)・保護者・地域のみなさんで、少子化、差別のない街、米づくり、観光、自然、スキーなどをテーマに、「10年後の城内地域」ついて話し合いました。子どもたちは現実を見つめ、城内のよさをとらえ、真剣に考える姿が見られました。
今後も地域とともに歩む学校づくりを進めていきます。
■地学校協働本部では、さまざまな活動をしています!
市内4地域本部の地域学校協働活動推進員代表から活動の様子や思い、やりがいなどと各学校での活動をお聞きしました。
◇しおざわ本部(上田・栃窪・塩沢・中之島・石打小学校、塩沢中学校)
前代表 庭野さん
今、学校は「コミュニティ・スクール」として、学校の教育目標やビジョンを地域と共有し、地域全体で子どもたちの成長を支える体制を構築しようとしています。これまでしおざわ地区の学校においては「読み聞かせ」や「クラブ・部活動指導」など、すでに多くの地域住民から支援をいただいています。
昨年度からは、各学校の推進員同士の連絡体制の構築と、定期的な情報交換会により、学校間の横の連携を図り、新たな地域人材の発掘や共有を図れるようにしています。
◎上田小学校「水泳教室」
夏休みのプール開放で「上田っ子クラブ」指導者から、水泳教室を開いていただきました。
◎中之島小学校「地域ふれあいタイム」
地域の達人に学ぶ時間です。将棋や郷土料理などについて学びました。
◎塩沢中学校「ウィンタースポーツ授業」
指導ボランティアのみなさんから、スキーなどの技術指導を補っていただきありがたいです。