- 発行日 :
- 自治体名 : 富山県高岡市
- 広報紙名 : たかおか市民と市政 2025年4月号No.234
昨年、高岡市消防本部管内(高岡市・氷見市)では、55件の火災が発生しました。
出火原因別では、モバイルバッテリーなどの電気機器や電化製品のコード類などの電気器具類が原因である「電気火災」が最も多く発生しており、近年は増加の傾向にあります。そこで、電気器具類を発火源とする火災の中でも近年、増加傾向である、充電式電池と電化製品のコード類の火災予防対策について紹介します。
■出火件数の推移と電気火災の発生状況
■充電式電池
近年、火災原因として全国的に増加が著しいのが、モバイルバッテリーのように繰り返し使える充電式電池です。充電式電池からの火災は以下のような原因があります。
・落下による発火
・水に落としたことによる発火
▽予防対策
充電式電池は、説明書に記載されている使用方法を守るとともに、電池をぶつけたり、漏らすなどしてしまった時は、電池に異常がないかしっかり確認し、電池が膨らむなど少しでも異常があれば、使用をやめましょう。
充電式電池は近年使用が増え、それに伴い、火災件数も増えています。原因は様々で、使用方法の不備や改造、製品の不良などがあります。PSEマークが表示されているかなどを確認し、一定の安全が確保されているものを使用し、火災を起こさないようにしましょう。
■コード類
多くの電化製品に共通する、コード類でも多くの火災が発生しています。コード類からの火災は以下のような原因があります。
・踏みつけによる発火
・束ねていたことによる発火
▽予防対策
日頃から配線の状態などを確認しましょう。コード類は、家具などの物陰にあることが多く、日頃から気にすることは少ないと思います。点検を行い、異常を見つけ、火災を防ぎましょう。
私たちの生活には欠かせない電気器具類ですが、常に火災のリスクが潜んでいることを忘れずに、適切な使用・維持管理に努めていきましょう。
問合先:消防本部予防課
【電話】22-3132【FAX】22-1994