くらし 地域おこし協力隊4人が卒業しました

地域おこし協力隊として、各地域・団体で活躍した4人が3月31日に卒業しました。これまでの感想やこれからの意気込みを紹介します。

■教育魅力化コーディネーター 西田 朱里(にしだ あかり)
活動内容:氷見高校の探求学習「未来講座HIMI学」の制度設計や地域との連携実践、放課後の居場所「コミュニティ・スペースひみりべ。」の設立・運営に取り組む。

高校生は氷見について「ここは何もない」とよく言います。でも、神奈川から来た私にとって氷見の生活は面白く、発見の連続でした。釣りや山菜採りなど生活の楽しみはもちろんですが、やはり「人」が魅力的だと感じます。氷見は思いを持って活動されている「かっこいい大人」がとても多いです。そして多くの人が「高校生のためになるなら応援するよ」と声をかけてくださり、実際に協力してくださいました。氷見ってすごい!と思います。
この「人」の魅力をどうにか高校生に伝えたい!と、さらに取り組みを進めた結果、多くの人に長期的に高校生のプロジェクトに伴走いただくこともできました。本当にありがとうございます。退任後もこの取り組みを続けていく予定ですので、引き続きよろしくお願いします。

■地域観光プランナー 田中 紀行(たなか としゆき)
活動内容:氷見市のイベント企画やSNSなどによる観光情報発信。漁業文化交流センターのコンテンツの増加や市内観光導線の増加に取り組む。

氷見の観光推進をテーマに3年間いろいろなことをさせていただきました。漁業文化交流センターでは、地元の喫茶店・飲食店のマップの作成やイベント企画、氷見に関する日々の情報発信などを行ってきました。
地元の人とは違った目線で、どうすれば氷見の面白さを発信できるかと市内を歩き、自転車で周ったり、はたまたドローンを飛ばしてみたり、どこか探検をするような気分で氷見にある光るものを見つけようとしてきました。
退任後も氷見に定住し、暮らしを続けていくつもりで、主にWEBデザインやインターネットに関する事業を行っていく予定です。
東京に1時間強かけて通勤する人生が続くことに疑問を持ち始めた4年前、あの時の思いを信じて氷見に来られたことを誇らしく思います。

■文化・芸術活動コーディネーター 比屋根 秀斗(ひやね ひでと)
活動内容:氷見市内外の小中高生を対象としたワークショップを開催し、獅子舞文化を題材にした音楽劇を上演

氷見に移住して3年が経ちました。四季の移ろいが色濃く旬の食材が豊富で、今でも新鮮に感じられます。
1年目は、氷見の歴史や文化を学びながらのワークショップがスタートし、2年、3年目には氷見の獅子舞文化を題材にしたオリジナル音楽劇「イヤサー!〜舞いつなげ、氷見のこえ〜」を上演しました。
観客から多くの拍手をいただき、出演した子どもたちは達成感を感じ、涙する子もいました。
子どもたちからは「これからも音楽劇を続けたい」「もっといろんなことに挑戦したい」など、意欲あふれる感想をもらい「舞台活動を通した居場所づくり」が少しは達成できたかなと感じました。
活動を応援してくださった氷見の皆さんや、魅力いっぱいな子どもたちと繋がれたことに心から感謝し、これからも頑張ります。

■朝日丘地域づくり支援員 桑折 現(こおり げん)
活動内容:朝日丘地域における「地域づくり協議会」の設立を目指した、地域住民の交流の場の創出

朝日丘地域に地域づくり協議会を設立するという大きなミッションのもと、3年間活動してきました。
着任当初、地域の人にご挨拶をして自分の活動を説明すると、「難しいと思うけど、がんばってね!」と声をかけられることが多く、最初はそんな声を聞いても、「なんとかなるだろう」と気楽に考えていたのです。いざ始めてみると想像以上に困難なことが徐々に分かってきました。当初は1年で設立するつもりで考えていたのですが、結果的には朝日丘まちづくり協議会の設立に辿り着くまで3年間の時間が必要でした。
設立に関わっていただいた地域の皆さんの多くのご協力とご尽力があってこそ実現した、朝日丘ならではの協議会活動がこれからはじまります!

問合せ:地域振興課
【電話】74-8013