くらし 市長のよもやま話Vol.38茶谷義隆

■確認の大切さ
4月に入りました。新入学や就職など生活環境が変化した人は、慣れるまでに少し時間が掛かることと思います。
今回は、私が税務大学校に入校したばかりの時、当時の教育官から聞いた印象に残っている話をします。少し馬鹿げた話ですが、トイレで用を足す際の「確認」の大切さについてで、特に社会人になったばかりの人は参考にしていただければと思います。
まず、トイレに行くためにトイレが近くにあるかどうか、場所を確認する必要があります。次に男性用か女性用かを確認します。間違ったら大変です。そしてトイレの個室に人が入っていないか、ノックして確認をします。慌てて開けないように。中に入ったらトイレットペーパーがあるかを確認します。その後も確認の連続があり、最後に水を流したか、手を洗ったかなど、普段は無意識に行っている行動ですが、これらの「確認」を一つでも怠ると…。大変なことになるという教訓でした。
そう考えると、人は1日にどれだけの確認をしているのかと思います。
一方で、意識と無意識という話があります。普段は、無意識で行動していることが多いと思いますが、意識は無意識のブレーキとして機能すると言われています。日常でのルーティン作業ほど「意識」して行動することが大切であると感じています。