くらし [特集]就任のごあいさつ

■町長就任のごあいさつ
越前町長 髙田浩樹
柔らかな陽ざしとともに桜が咲く頃、町民の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。このたびの越前町長選挙におきましては、あたたかいご支援を賜り、第4代越前町長として町政を担わせていただくことになりました。今後、住民福祉の増進のため、全力で取り組んでいく所存です。
さて、私は、選挙の際に申し上げておりました「ひらかれたまち」「持続可能なまち」「未来志向のまち」の3つをまちづくりのビジョンとして掲げています。
まず、1つ目の「ひらかれたまち」についてですが、町政は町民のためにあります。町民の声や想いが届き、また、町政で何が行われているか、より透明性を高めるとともに、あらゆる機会やツールを活用して、町民の皆様に届きやすくしてまいります。また、私自身も現場へ足を運び、町民の皆様と直接語り合い、ともに考え、行動してまいる所存です。
次に、2つ目の「持続可能なまち~くらしのインフラを守り、住み続けたいまち~」についてですが、急激な人口減少や少子高齢化、公共施設やインフラの老朽化など、町を取り巻く環境は非常に厳しく、行政課題は山積しています。
こうした中、町民の生活に不可欠な移動手段の確保や、老朽化した公共施設やインフラの更新を進めることで、安心・安全な生活環境を整えるとともに、継続した子育て支援や高校生の通学支援の拡充、障がい者が相談しやすい体制の整備など、町民の誰もが健康で安心して暮らせるまちの実現を目指します。また、防災減災対策や鳥獣被害対策、空き家対策などへの対応も現状に即した実効性のある施策を展開してまいる所存です。
最後に、3つ目の「未来志向のまち~地域の特色が未来へ活きるまち~」についてですが、越前町にある豊かな自然、歴史や文化・伝統を含めた素晴らしい地域資源を活かし、関係人口および交流人口を拡大・創出する施策を強力に推進してまいります。
そのため、産業分野では、農林水産業の付加価値の向上やスマート技術を活用した省力化を図り、さらに、ふるさと納税の返礼品の商品開発や販路拡大についても推進していきます。
また、現在ある観光施設のポテンシャルを引き出し、観光資源を磨き上げ、これまで以上に有効に活用して地域経済の活性化につなげるとともに、私もリーダーとして、越前町の強みや魅力について様々な機会を利用し、発信してまいります。
今後、様々な課題と向き合う中で、時には厳しい判断を迫られることもあるでしょう。しかし、町民の皆様の幸せを最優先に考え、汗をかくことを惜しまず、皆様の声を大切にしながらまちづくりを進めてまいりますので、町民の皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げまして、就任のごあいさつとさせていただきます。

■議長・副議長就任のごあいさつ
越前町議会議長 藤野菊信
越前町議会副議長 米沢康彦
平素より、町民の皆様には町議会に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り、心から感謝を申し上げます。
また、去る3月2日の越前町議会議員選挙におきまして、町民の皆様の温かいご支援により、14名の議員を町議会に送り出して頂きましたこと、ここに厚くお礼申し上げます。
このたび、私どもは、3月18日に招集されました越前町議会定例会におきまして、議員各位のご推挙により、議長、副議長に就任いたしました。誠に身に余る光栄であると同時にその職責の重大さを痛感し、身が引き締まる思いでございます。今後とも、議会の代表として、公正かつ円滑な議会運営に取り組んでまいる所存でございます。
さて、私たちを取り巻く社会情勢は大きく変化しており、人口減少が進む中での町の活性化や少子・高齢化対策、多発する自然災害への防災・減災対策、少子化に伴う小中学校の統廃合、加速化するデジタル社会への対応、更には、道路網、地域公共交通や教育環境の整備など、福祉充実のための課題が多くあります。財政が一層厳しくなる状況において、このような課題の解決に向けて効果的な事業を的確に実施し、魅力あるまちづくりを進めなければなりません。
このため、私たち町議会は、皆様の多様な意見をお聞きし、町政に適切に反映できるよう行政当局と建設的で真摯な議論を重ねながら、議会の使命を全力で果たし、笑顔であふれ、活気あふれる越前町の実現に努力を傾注してまいります。
また、不断の議会改革、活性化に努め、町民の皆様に開かれ、信頼される議会づくりを目指してまいる所存でございます。
町民の皆様におかれましては、今後とも町議会の活動や町政に対しまして、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、就任のごあいさつといたします。

※越前町議会構成については、本紙またはPDF版を参照してください。