- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県美浜町
- 広報紙名 : 広報みはま 令和7年3月号 No.650
1月21日から1月27日までの7日間、昭和63年から姉妹都市交流を続けている台湾新北(しんぺい)市石門区から、石門実験國民中学校の一行が美浜町を訪れました。
今回訪れた一行は、昨年8月に美浜中学校の生徒が石門区を訪問した際、現地で一緒に過ごした生徒8人と、学校・行政関係者の計16人です。
約半年ぶりの再会を果たした生徒たちは、ホームステイや美浜中学校での交流授業等を通して、友好を深めました。
■生徒たちの主な日程
1月21日(火) お出迎え(関西国際空港)
1月22日(水) テーマパーク体験(USJ)
1月23日(木) 町役場歓迎会、美浜町エネルギー環境教育体験館きいぱす、レインボーライン、レイクセンター
1月24日(金) 美浜中学校での交流授業、ハマベリーホームステイ1日目
1月25日(土) 京都観光 ホームステイ2日目
1月26日(日) 恐竜博物館、スキージャム勝山 ホームステイ3日目
1月27日(月) お見送り(関西国際空港)
■今回のホームステイを通して、生徒たちは何を感じたのでしょうか。
▽ホームステイ生活で家族のように
美浜中学校2年 山口 朋華(ともか)さん
今回のホームステイではペアのユイチを全力でもてなし、日本の魅力を少しでも知ってもらいたいと考えていました。
ホームステイでは、ユイチの好きなちいかわのグッズを買いに行ったり、一緒に楽しむことができました。ホームステイ中の夕食で、漁師の祖父が獲ってきたアワビのバター焼きや日向で獲れたブリのしゃぶしゃぶをユイチが「おいしい、おいしい」と喜んで食べてくれたことが嬉しかったです。ユイチが台湾に戻る日の朝、ホテル湾彩でユイチと祖母の別れの涙を見て、短い時間の中で言葉が通じなくても、家族のように過ごせたことに感動しました。空港でのお別れは悲しさと寂しさで、たくさん涙が溢れました。この7日間という短い期間で、このような仲になれたことが、私はすごいと思います。
ユイチが日本や美浜を好きになってくれて「また絶対に来ます」と言ってくれたことがとても嬉しかったし、これからもLINEを通じて仲良くしていきたいです。ホームステイでお世話になった皆さんに感謝しています。ありがとうございました。
▽この美しい時間を永遠に
私にとってこの7日間のホームステイはとても感動し、収穫もいっぱいありました。その中で、一番印象に残っているのは、美浜中学校での一日です。昼休みに、生徒の皆さんと一緒にバレーボールをしました。皆さんの優しさは、この町の暖かさだと感じ、美浜は私の故郷の石門と同じように、人の優しさに満ち溢れた場所であることに気が付きました。朋華の家族は、私を家族のように接してくれて、祖母は優しく親切で、祖父は面白くて、言葉が違っても、表情や仕草で、お互いを感じることができました。別れる時に私は思わず涙を流し、将来また会えることを楽しみにしています。今回の経験は私の視野を広げ、貴重な友情も得ることができました。この忘れられない思い出を作らせてくれた先生方、そして美浜の皆さんに感謝しています。私はこの友情を大切にし、この美しい時間を永遠に心に留めておきます。
※「ユイチ」の「ユイ」は環境依存文字のため、カナに置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。