- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県南アルプス市
- 広報紙名 : 広報南アルプス 令和7年1月号 No.262
障がい福祉に関わるさまざまな話題を紹介していきます。
■今回は…手話を通じて、聴覚に障がいがある人を支援する市民の活動を紹介します
前橋 真子さん
好きな手話:「幸せ」
右手親指と4本の指であごを撫でおろしながら5本の指を閉じます。
私は、聴覚に障がいのある妹と意思疎通するために手話を覚え、昨年の夏、全国高校生の手話スピーチコンテストに参加しました。コンテストで聴覚に障がいのある参加者と交流するうちに、「障がいのある人は、自身の障がいについて周りに伝えられない、どう伝えていいかわからない」という課題があることを知りました。そこで、聴覚障がい児を持つ親の会「まんりきの会」と協力し、表現や発信の力を育むための企画として、手話と演劇を通じた交流会を開催しました。この演劇の台詞は手話、演じるのは聴覚障がい児、観客は聞こえる人です。この交流会を経験して、言葉と障がいを超えてどれだけ通じ合えるかを知ることができました。これからも手話という“ことば”の温かさを多くの人に広めていきたいと思います。
■あなたも手話を学んでみませんか?
市では、聴覚障がいについて理解し、日常会話程度の手話を学ぶ「手話奉仕員養成講座」を開催しています。
受講生の募集は、広報南アルプス4月号に掲載しますのでご確認ください。
問合せ:障がい福祉課
【電話】282-6197【FAX】282-6095