くらし 輝け笛吹の未来 No.221 ~笛吹市男女共同参画推進委員会~

■25年はまだ「道半ば」~NWECフォーラム参加報告
昨年11月、独立行政法人国立女性教育会館(NWEC=ヌエック)で開催された令和6年度「男女共同参画推進フォーラム」に参加してきました。
「ジェンダー平等を実現しよう~社会基盤の整備と推進体制の強化に向けて~」というテーマで、全国から約350人が参加。昨年は、男女共同参画社会基本法の施行から25年であり、これまでの取り組みを振り返るとともにこれからの課題を考える機会となりました。
フォーラムでは、浅倉むつ子さん(早稲田大学名誉教授)による「女子差別撤廃条約から見る日本のジェンダー平等の今」と題した講演で、「条約の実効性を強化するためには、選択議定書の批准が必要。地方議会を通じて、選択議定書の批准を求める意見書を国に提出する運動が各地で展開されている」ことが紹介されました。
また、シンポジウムでは、基本法の起草に携わった大沢真理さん(東京大学名誉教授)から法制定の経緯とその意義について解説があり、本市出身の萩原なつ子ヌエック理事長の進行によるU-30世代(30歳未満の世代)の3名を交えたクロストークが行われ、若い世代を含めて解決のためのアクションを起こしていくことの重要性が語られるなど、大変充実した内容でした。
NWECフォーラムでは、全国から地域の女性団体・研究者を含む市民が多数参加し、自主講座の運営や活動成果を報告するなどして交流し合い、豊富な実績を重ねてきました。フォーラムは今回が最後となり、今後は国内各地の男女共同参画センター支援をオンライン主体で行う施設となりますが、今後も推進委員の研修などの機会には積極的に活用していきたいと考えています。

笛ちゃん:ヌエックは男女共同参画推進のナショナルセンターなんだよね。
吹ちゃん:全国各地の男女共同参画センターの専門性を支援する中核施設として、今後も期待していきたいね。

男女共同参画宣言都市 笛吹市

問合せ先:市民活動支援課 市民活動支援担当
【電話】055-262-4138