- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県上野原市
- 広報紙名 : 広報うえのはら 2025年8月号
こどものまなび×支える地域
子育て支援として、保護者に焦点を当てた話題が取り上げられることが多いですが、未来を担うこども達を支える取り組みにも注目しなければいけません。ここでは、地域の幼児教育と保育施設について紹介します。
近年、海外の研究を中心に、幼児期に受けた教育が生涯にわたって人生に影響を与えると推測されています。
市の令和7年4月1日現在の人口における幼児教育・保育施設などへの在籍率は、3歳児が約99%で、早い時期から教育・保育への関心が高いことがうかがえます。また、文部科学省が令和4年度に実施した「幼児期の教育に関する意識調査」では、幼児教育施設を選択した理由として、「住んでいるところの近くにある」が大半を占めており、保護者が地理的・時間的な利便性を重視していることが明らかになりました。
こどもは、一人ひとり成長の早さも方向も異なります。こどもにあった居場所を、こどもと一緒に考えてみるのはいかがでしょうか。
■島田幼稚園『毎日がSPECIAL!!』
みんなで楽しく体を動かす。自然の中にたくさんの感動を一緒に見つける。毎日の経験が豊かなほど、こどもの心とからだは、伸びやかに大きく育ちます。島田幼稚園には、そんなチャンスがいっぱいです。主体性や協調性、思いやり、たくましさ、礼儀正しさを身につける。こどもたちの可能性が大きく広がるよう、社会への確かな一歩となるよう、その毎日をあたたかく見つめ、ひとりひとりと丁寧に向き合います。
○Profile
問い合わせ:島田幼稚園(上野原市鶴島1968-2)
【電話】62-5253
■上野原羽佐間幼稚園『明日も行きたい場所』
園では、学びの機会を支え、実り多きものとするため、15人程度の学級の中で、先生はもちろんこども同士の関わりを大切にし、心揺さぶるような体験の場づくりに努めています。特に、専門の講師によるリトミックや幼児体育、英語などでは、こども達が集中する姿が見られます。こどもが毎日元気に笑顔で登園してくれるよう、こどもの意思を尊重し、「明日も行きたい」と思ってもらえるような良き理解者として寄り添います。
○Profile
問い合わせ:上野原羽佐間幼稚園(上野原市上野原3769)
【電話】63-0573
■こども園 仁『しぜん×こども×ちいき』
こどもたちが自然や文化との出会いを通じて五感を使い、豊かに表現する心を育みます。こどもが自ら考え行動するプロセスと「やってみたい」の好奇心を大切にし、異年齢保育の中でこどもたちの主体的な遊びを応援します。また、言葉やアートで自分を表現し、仲間と伝え合う喜びを学びます。自然体験や園外活動はもちろん、地域交流や地域ならではの体験活動を通じて、地域への愛着を育みます。
○Profile
問い合わせ:こども園 仁(上野原市鶴島2292)
【電話】62-6789
■こどもの視点を取り入れた社会づくりへ
令和5年4月、こども家庭庁の創設と同時に施行された「こども基本法」。これは、こどもの権利を保障し、社会全体におけるこども施策の方向性を示したもので、この法律の施行は、これまで児童福祉法や学校教育法など、こどもに関わる分野別の法律しか存在しなかったことを考えると大きな社会の転換点といえます。この変化によって、例えば新しく建物を建てる際には、こどもが使いやすいトイレはあるのかなどといったこどもの視点を尊重しながら議論を進める必要性が明確に示されたことになります。上野原市でも、こどもや若者が平等に、健やかに、そして幸せに成長できる社会の実現に向けて、令和7年3月に、「上野原市こども計画」を策定しました。旧上野原町の時代から「上野原町長(市長)さんと語る会」として、小中学生と首長が議論を交わす場が設けられてきましたが、これからは、今まで以上にこどもやその関係者が意見を言う機会とそれを社会が受け止めることが重要になると考えています。
子育てに不安を抱える社会ではなく、安心して子育てをし、こどもと保護者が一緒に笑顔になれる社会に向けて、地域の理解を得ながら、これからも取り組みを進めていきます。