- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県伊那市
- 広報紙名 : 市報いな 令和7年4月号
■熱意と人繋がりの好循環を大切にしたい
みはらしファーム活性化プロジェクト 桃井八重(ももいやえ)さん
令和6年4月に地域おこし協力隊に着任。みはらしファームの活性化をテーマに、はびろ農業公園管理組合構成団体の方々との連携を図りながら、企画・運営を行っています。
大学からずっと東京暮らしだった私が、この伊那市に。暮らしてみて感じたことは、移住者が多いことです。
ここは、アルプスの山々に囲まれ、ゴーっと豪快な音を立てる天竜川が流れ、五感で自然を感じることができます。その豊かな環境で育った食べ物は、幸せを感じるおいしさですね。一番の心配事だった雪は想像以上に少なく、本当に安心しました。
東京から3時間ちょっとで来られるこの地は、在京者が求めていたものがそこにあり、安心できる場所でした。移住者が多いのも納得です。
その豊かな自然環境の下で、より良いものを!と追求し続ける生産者の方々が集まる「みはらしファーム」で作られるものは「おいしい!」と自信を持って言えます。苺のかき氷を食べるためだけに、京都から宿泊付きで毎年来られるお客様がいらっしゃるほどです。
そんなみはらしファームは25周年を迎えました。これまでを振り返り、具体的な方向性を持って次へと進もうとしています。私なりにできることとして、「伊那市とみはらしファームについて考えよう!」と題して講演会・意見交換会を企画、開催しました。お招きした講師は、地域活性について共に学び、今でも研究し続けて大学の教員になった大学時代の同級生です。新たな角度からの刺激を与えてくれ、課題が明確になりました。
その他、みはらしファームでの活動として、取り組みを進めているSDGsのイベントを受け持ちました。SDGsの関心への寄与と集客のために、イベントの一つとしてバルーンアートを配りたいと考えました。そうしたら、ファーム内にバルーンアート作りを趣味にしている方がいるではないですか。色とりどりのバルーンアートが盛り上げてくれました。人との出会いや繋がりで起こることは本当にワクワクします。
これからも、何ができるか常に考え、勇気をもって声を上げて、取り組み、繋がりを大事に、さらに多くの方々と繋がって、活動テーマである活性化に貢献していきたいです。
問合せ:地域創造課 移住定住促進係