- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県飯山市
- 広報紙名 : 広報飯山 令和7年7月号
■地域おこし協力隊に板倉さんが着任
6月1日、地域おこし協力隊に板倉憂宣(ゆうき)さんが新たに着任しました。
愛知県出身の板倉さんは、動画クリエイター・フォトグラファーとしての実績があり、これまで培ってきたSNS運用のスキルを活かして、飯山の魅力を全国に発信します。また、市外の方々が飯山を訪れるきっかけづくりとして、SNSを活用したイベントの企画・開催にも取り組む予定です。着任式で板倉さんは「飯山の魅力を発信し、地元の皆さんと協力して飯山を盛り上げたい」と決意を述べました。
なお、令和7年(2025年)6月現在、飯山市では18名の地域おこし協力隊が活動しており、各分野で地域活性化に貢献しています。
■かわまちづくりの推進に向けて 千曲川北信5市町かわまちづくり推進協議会 総会を開催
6月9日、飯山市文化交流館なちゅらで、「千曲川北信5市町かわまちづくり推進協議会」の総会が開催されました。
総会では、活動報告や決算・予算を含むすべての議案が可決されました。同協議会長の江沢市長は「民間と行政が連携しながらかわまちづくりを推進し、地域の活性化を図りたい」とかわまちづくりへの抱負を述べました。
また、総会に引き続き行われた情報交換会では、他自治体におけるかわまちづくりの取り組み状況が紹介されたほか、中野市のカヌーポート周辺における親水公園整備構想および、「千曲川活用推進ビジョン(素案)」の策定状況や、パブリックコメントの実施について説明がありました。
■市の活性化を図るまちづくり活動 高校生チャレンジ審査会を開催
市の活性化を図る目的で高校生が自ら取り組むまちづくり活動を応援する高校生チャレンジ活動支援事業の審査会を、6月2日に市役所で行いました。
今年で8年目となる本事業には、6グループから応募があり、審査委員を前に、各グループが活動の説明を行いました。活動内容は、市内小学校と連携した取り組みや、飯山の自然や特産品に関するもののほか、今年は文化や伝統工芸品に着目した計画も見られました。
審査の結果、申請のあった6グループ全ての活動が採択となりました。提案があったものは次のとおりです。
▽活動名
・飯高サイエンスインストラクター×飯山小学校スーパーサイエンスクラブ(飯山高校)
・「北信州みゆきポーク」の存続へ向けて(下高井農林高校)
・飯山で採取した土、石で陶器の釉薬(ゆうやく)をつくる(飯山高校)
・飼料費削減に向けて〜キミを私色に染めて〜(下高井農林高校)
・寺の町飯山再発見と精進料理(飯山高校)
・伝統工芸品を通じて価値観を変える(下高井農林高校)
■第7分団が両部門で優勝 飯山市消防団ポンプ操法大会を開催
令和7年度(2025年度)飯山市消防団ポンプ操法大会が6月15日に長峰スポーツ公園駐車場で開催され、団員ら約300名が参加しました。
この大会は、消防団員の日頃の訓練成果を発表するとともに、消防ポンプ操法技術の向上発展と、安全な消防ポンプの取り扱いを目的に実施しており、当日は「ポンプ車の部」と「小型ポンプの部」に分かれ競技が行われました。
開会式で、出澤団長は「本大会のために訓練してきたことが、実災害で生かされる。ご家族、職場などの協力に感謝したい」とあいさつしました。
各部門の出場チーム数は、ポンプ車の部が4チーム、小型ポンプの部が9チームで、両部門で第7分団(常盤地区)が優勝を果たしました。また、より実践的な訓練としてポンプ車の中継による放水訓練が、第1分団、第2分団、第6分団、第9分団により行われました。
■長野県交通安全運動推進本部顕彰伝達式 飯山市が「交通死亡事故ゼロ1000日」を達成
6月25日、飯山市役所で長野県交通安全運動推進本部顕彰の伝達式が行われ、長野県交通安全運動推進北信地方部の三森地方部長から江沢市長へ顕彰が伝達されました。
これは、飯山市が「交通死亡事故ゼロ1000日」を達成したことから受賞したもので、昭和58年(1983年)の顕彰制度開始以来、県下19市における受賞は5例目です。
伝達式のあいさつで三森地方部長は、観光客や高齢者、通学する子どもたちも多く、さらに雪道での運転など細心の注意が必要な地域であると述べたうえで「行政、警察署、交通安全協会、そして地域の皆さまが日々取り組まれてきた交通事故防止対策の成果である」と受賞を称えました。
■カナダの事例に学ぶ再生型観光の可能性 信越9市町村広域観光連携会議 総会開催
6月26日、飯山市、中野市、妙高市、山ノ内町、信濃町、飯綱町、木島平村、野沢温泉村、栄村などの関係団体で構成されている、信越9市町村広域観光連携会議総会が飯山市文化交流館なちゅらで開催されました。
総会では決算や事業計画など全ての議案が可決され、引き続き行われた講演会では「カナダの事例に学ぶ地域の価値を生かしたツーリズムについて」と題し、カナダ観光局 日本地区代表 半藤将代さんがご講演されました。
講演で半藤さんは「地域の環境、文化によい影響をもたらし、地域全体をよりよく再生させる再生型観光のアプローチが重要で、住民と来訪者がともに幸せになる関係づくりが必要」と述べました。