- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県飯山市
- 広報紙名 : 広報飯山 令和7年9月号
■その警察官、本物ですか?
「特殊詐欺に気を付けましょう!」「電話でお金の話が出たらそれは詐欺です!」という注意喚起は以前からよく耳にします。皆さんの中にはこのような注意喚起に慣れてしまい「もう聞き飽きた」と感じたり、「だまされる人はいるの?」とどこか自分には関係ないことと感じたりしている方もいるのではないでしょうか。しかし、詐欺の被害は依然として発生し続けています。長野県内では令和6年(2024年)中の「電話でお金詐欺」の被害が約9億5千万円に上りました。令和7年(2025年)はこれをさらに上回るペースで発生しており、飯山警察署管内でも複数件の被害が報告されています。
ご自身、ご家族の財産を詐欺被害から守るために何より大切なことは、詐欺被害は他人事ではなく、いつ自分の身を襲ってくるか分からないものだと認識することです。そして詐欺の手口を知り、備えることも必要です。
最近急増している手口は、警察官を名乗る者が携帯電話に電話をかけてきて、LINEなどのビデオ通話に誘導した上で「あなたの口座が詐欺に使われている」「逮捕状が出ている」などと言い金銭を要求するものです。ビデオ通話では警察官の格好をした者が警察手帳や逮捕状らしきものを見せることで本物の警察官だと信じ込ませ、個人情報を聞き出したり「身体検査をする」などと言って裸になるように要求したりし、最終的にはそれらしい理由を付けて金銭を振り込ませようとします。
警察官を名乗る者から電話があっても簡単には信用せず、落ち着いて対応しましょう。心配な時は電話を切った上で、消費生活センターか飯山警察署へご相談ください。
問合せ:
飯山市消費生活センター(市民環境課生活環境係内)【電話】0269-67-0726(課代表)
消費者ホットライン【電話】188