- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県小海町
- 広報紙名 : 小海町公民館報 第556号
〔公民館報編集委員会〕
■今年の抱負 鎰掛 篠原しさ子
明けましておめでとうございます。
小海で生まれ、結婚して子供三人に恵まれ、それぞれに独立しています。
仕事は地元で二十六年働き、四十才後半で退職しました。退職してからは、家事と家業の手伝いと忙しく、気がついてみれば結婚して四十七年になります。
何か趣味を持ちたいと思っている時に「ハーモニカをやらないかい」と声をかけてもらいました。音楽が好きだったので、入らせていただきました。
今は仲間と楽しく時間を過ごしております。
私達夫婦の隣に息子家族が住居を構えていて、夜は賑やかに一緒に食事をしています。
自分が働いて子供達が大きくなれたのは両親の協力があっての事でしたので、私も家族の為にできるだけ役に立つ事ができれば私の張り合いとなります。これからは、健康でいつまでも元気で迷惑をかけない様努力していけたらと考えています。
今年も皆様にとって良い年でありますようお祈り致します。
■終わりなき旅 土村清水町 小山英浩
まだまだ青かった頃。
六十歳には紛れもなくちゃんとした大人になっていると思っていた。
それなのに未だに『うまく練習すればドライバーは三〇〇ヤード飛ぶんじゃないか』とか、『今の包容力が若い頃あったらさぞかしモテモテだったろうに』とか考えている。
頭の中は青い頃のままなのに、どうしちゃった俺の体?白髪ジジイだし腰は痛いし、免疫力下がって帯状疱疹に苛まれるし、一体どうなってるんだ。
世間では歳と共に心も大人になる事を求められる。いろいろな事を諦めたり、我慢したりを重ねて、心と現実に折り合いを付ける。世間はそんなに甘くないという向かい風の中、折り合いの付け方が上手くなる。ジジイの特権だ。
歳に抗ったり開き直ったりしながら、でも俺の頭の中には、ミスチルの『終わりなき旅』が流れちゃうのよ。終わってない、まだまだやれると還暦を前にして心が叫びまくってる!まだまだ往生際悪くジタバタしてやる。
…と言いながら、あっという間に時間が過ぎていくんだろうなあ。頑張れ俺!
■これまでとこれからと 箕輪 近藤史章
私が親に連れられこの小海町へ居を移したのが十二歳となった年、そして今年四回目の年男ということで四十八歳となります。実に三十六年間という歳月を過ごしてきたわけですが、人生における様々な出来事をこの期間、この町において経験してきたのだなと執筆しながら思い返しております。
さて今回いただいたテーマが新年の抱負ということでした。子供も大きくなり、私自身もある程度年齢を重ねた現在、大きく何かに取り組もうとする意欲が無いわけではありませんが、それらに取り組むため、そしてこれからまだ長いであろう人生において重要となってくる事は何であるのだろうかと、これを機に改めて考えてみました。
現代では世界情勢、政治、経済など今後の生活において影響を及ぼす事象は大小様々あります。ですが私自身の年齢や経験なども考慮いたしますとそこまで大きな行動などを突然とることもできません。
そこで今年の抱負として掲げたのは「自分自身が心身ともに健康になること。」です。
自身の行動や意識の持ち方で実現可能であり、身近な家族や友人に対して、また社会に対して貢献するにしてもまず自分自身の健康が必要であると思い至ったためです。
五十歳も目前に迫ってきた今、今後のためにも健康に対して改めて向き合う年としていきたいと思っています。
■新年の抱負 二タ小池 井出かおり
新年あけましておめでとうございます。早いもので三回目の年女を迎えました。私は北信の千曲市出身で、夫と知り合うまでは小海町を知らなかったのですが、こちらに来て十年。今では三人の息子の母となり、賑やかというか騒がしい日々を過ごしています。
さて、今年の抱負としましては、一つ目に子供の手本になる事です。子供は親の背中を見て育つ、親は子の鏡ということわざにもある様に、子供は良い面も悪い面も真似して大きくなります。まだ子供が小さい頃はなんとかなったのですが…最近は誤魔化せなくなってきて「ママだって~じゃん!」と言われると何も言えなくなります(笑)説得力を持たせる為にも、まずは私が苦手とする早起き、整理整頓といった所から始めてみようと思います。
二つ目に『毎日を楽しく過ごす』ことです。思い返せば昨年の元日には能登地方の地震があり、我が家も久々の揺れにとても怖かったのを覚えています。その時に何気ない日常は当たり前ではないのだと改めて気付かされ、笑って過ごせる今の幸せに感謝をしながら楽しむ事が大切だと実感しました。まあ、やんちゃな息子達なので毎日怒ってはいるのですが(笑)今年も周りの方々のお力をお借りしながら、笑顔の溢れる一年を過ごせたらなぁと思っております。