- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県長和町
- 広報紙名 : 広報ながわ 令和7年3月号
■古道を知り今そして未来へ
木下(きのした)祐利(まさとし)隊員
広報ながわをご覧になっている皆さん、こんにちは。地域おこし協力隊の木下祐利です。
2024年4月に地域おこし協力隊として着任しましたので、もうすぐ1年が経ちます。1日は長いと感じることもありますが、着任してからの期間を振り返ってみると短く感じるので、日々計画的に過ごさなければと感じています。長和町に移住して初めての冬を迎えました。朝晩は氷点下になり凍える寒さですが、深呼吸をすると気持ちよく、空気がとても澄んでいることを実感しました。
夏は朝から収穫や出荷、その後は誘引や防除、除草など作業を行う複数の圃場を回り栽培管理に追われる日々を過ごしていましたが、暑かった夏が終わり秋になり気温が下がると、栽培していた野菜は収穫量が徐々に減るようになり、その頃には農協の受け入れが終了してしまうため、収穫した作物は直売所で販売します。そして、霜が降りるようになると作物の収穫ができなくなり、収穫終了を迎えました。その後は、春に向けて圃場の片づけや準備を行います。
◇研修品目の1つである『アスパラガス』について(秋〜冬の活動)
アスパラガスは、多年草のため収穫が終わると全てを片付けるのではなく、貯蔵根へ養分転流させ、茎葉が緑色から黄化するのを待ちます。黄化するとイチョウの黄葉のようにきれいな黄色になります。圃場全体の茎葉が黄化したら刈り取りを行い、刈り取った茎葉は圃場の外に出して焼却処分します。その後はビニールハウス内に残った残渣で病害虫が越冬するため、土壌表面に残った擬葉や切り株部分をバーナーで焼却を行いました。
※詳しくは、本紙またはPDF版を参照してください。
まだまだわからないことが多く、栽培技術は一朝一夕で身につくものではありませんので、これからも色々なことを経験し、必要な知識や栽培技術を習得して、就農に向けて頑張ります。