- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県高森町
- 広報紙名 : 広報高森「あったかもり」 令和7年4月号
■特別会計・企業会計の概要
特別会計は、予算を使用する用途が限定されていて、一般の歳入歳出予算と区別して行われている会計です。町には国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険、農業集落排水事業、地域開発事業の5つの特別会計があります。また、地方公営企業法の適用を受けた、公共下水道事業会計と水道事業会計があります。
特別会計の中でも介護保険特別会計では、介護が必要になった際に適切なサービスを受けられるようにし、地域で安心して暮らし続けられるよう、地域ケア会議の開催や介護予防に取り組みます。
また地域開発事業特別会計では、整備してきた下市田産業用地でのリニアガイドウェイ製作・保管ヤードの利用が始まり、ガイドウェイの製作が進んでいます。
企業会計の公共下水道事業会計では、下水道事業が健全で持続可能な形で実施されるよう、公共下水道と農集排地区の統合を進めます。水道事業では、安定した供給と水運用を行うため、既に開発が完了している、深井戸新水源の活用に向けた関連事業を実施するほか、耐震化事業や老朽化した施設の更新事業を進めていきます。
特別会計予算
公営企業会計予算
■第7次振興総合計画 将来像なりたい「あなた」に会えるまちへ
ー令和7年度の主な事業の一部を紹介しますー
《主体的な学びの実現》
◇南北小学校教育活動運営事業 中学校教育活動運営事業 28,218千円
子育て支援の一環として、小中学校の学用品費や校外活動費(修学旅行費)の個人負担の一部を公費負担することで、保護者の経済的負担を軽減し子育て世帯の家計を支援します。
◇町立図書館管理運営事業 1,381千円
町立図書館の開館40周年を記念し、映画鑑賞や絵本のお菓子作りイベント、先進図書館の見学ツアーを開催します。
《子育てしやすい環境の実現》
◇子ども・家庭包括支援事業 20,486千円
妊娠期から思春期まで、子どもと保護者を切れ目なく見守る場として、「たかもりこども家庭センター」を設置します。社会福祉士、保健師、子ども家庭支援員が連携し、地域と共に子どもの成長を育みます。
◇認定こども園ぱどま運営事業 高森あかり保育園運営事業 1,776千円
主食代(ご飯・パン)の保護者負担がないように、町内の私立認定こども園へ主食代を補助します。
◇町立保育園食育推進事業 1,044千円
これまで保護者に持参してもらっていたご飯(3歳以上児)について、町での提供を始めます。また、パン代を含めて主食代を町で負担します。
《魅力発信と地域づくりの実現》
◇自治組織運営支援事業 2,758千円
自治組織の運営をサポートするためのSNSを導入します。紙回覧など従来の仕組みは残しつつ、地域情報の投稿や閲覧、電子回覧板など次世代の自治活動の仕組みづくりを進めます。
◇山吹下河原土地利用計画策定事業 2,200千円
令和6年度策定「山吹下河原未来ビジョン」の具現化に向け、官民連携を模索します。そのためのサウンディング型市場調査を実施します。
◇観光振興事業 1,210千円
町全体の観光振興計画を策定します。信州たかもり温泉のリニューアルに合わせて上段地域の観光振興策などを検討します。
《健康の実現》
◇たかもりACEプロジェクト事業 2,674千円
運動・健診・食を通じた健康づくりを推進します。インターバル速歩の実施、町民や企業への健診機会の周知、うましおプロジェクトの推進など、各世代に向けて健康づくりの実践を促進します。
《多様なスポーツの実現》
◇国民スポーツ大会開催事業 10,363千円
2028年の国民スポーツ大会に向けて施設の整備を進めます。また、国民スポーツ大会の理解を深め、町全体でつくりあげる大会とするため、町民との情報共有を充実していきます。
《スポーツの推進と地域づくり》
◇青少年校外スポーツ活動支援事業 9,588千円
部活動地域展開について、町民への周知、課題研究、協議会による展開策の協議、実証事業などを進めます。
《福祉の実現》
◇福祉医療費給付事業 10,680千円
子ども(18歳以下)が医療機関を受診する際の窓口負担500円を令和7年4月から無料化します。