- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県川辺町
- 広報紙名 : 広報かわべ 2025年4月号
「川辺セブンマウンテン」とは、町にある7つの軽登山が楽しめる山の総称です。近年、気軽に登山を楽しめるスポットとして、多くの登山者に親しまれています。今回は、各山の豊かな自然や歴史などの魅力についてご紹介します。また、日々登山道の整備を行っていただいているボランティア団体の皆さまからの声もお届けします。
●01 鬼飛山
(標高291メートル)
桃太郎伝説が残る山で、登山道の各所に桃太郎伝説にちなんだスポットが点在しています。緑の芝生が広がる山楠公園から登ることができます。登山口から10分程度の場所に「ちびっこ見晴らし台」があり、景観が良く鬼や動物の置物もあり、ご家族で楽しんでいただくことができます。
●02 大谷山
(標高215メートル)
大谷山には、四国八十八ヶ所模写霊場があり、登山道には100体を超える石仏・石像が点在しています。麓にある大谷公園には、ピンク色の芝桜が広がります。八坂山には、礎石や井戸、毘沙門尊天を祀った社などがあり、多くの歴史が残っています。鬼飛山とあわせて登ることができます。
・ふるさと愛好会 会長 渡邉 晋睦さん
鬼飛山・大谷山・八坂山の登山道整備を中心に活動しています。ヒカゲツツジやイワカガミ、芝桜など季節の花の保存にも取り組んでいます。ぜひ登っていただき、ふるさとの豊かな歴史文化と自然を再発見してもらいたいです。
●03 八坂山
(標高225メートル)
・川辺の歴史と自然を守る会 則武 佳郎さん・柳川 桂一さん
町内の歴史と自然環境の調査や紹介をしたり、鬼飛山を中心に登山道整備を行ったりしています。子どもたちも楽しめるような案内表示をしたり、自生している植物の名前が分かるような樹木の銘板を取り付けるなど、工夫することに努めています。ぜひご家族でも登ってみてください。
●04 遠見山
(標高272メートル)
遠見山は岩肌が剥き出しになった岩山で、見晴らし岩から眼下を一望する眺めは「岐阜のグランドキャニオン」と呼ばれています。道中には、落差約20メートルの「南天の滝」があります。納古山とあわせて登ることができ、岩登りの難所があることから、登山上級者も楽しむことができます。
・下麻生活性化委員会 会長 佐伯 雄幸さん
「山あり川あり歴史あり」。下麻生から町全体を盛り上げるため、遠見山の整備を中心に地域の活性化に向けた活動をしています。低山ですが、勾配が急な箇所もありますので、安全に気を付けて登ってください。
●05 納古山
(標高632.9メートル)
●06 米田富士(愛宕山)
(標高261メートル)
形が富士山に似ていることから「米田富士」と呼ばれています。町のシンボルとして広く町民に愛されており、四季折々にさまざまな姿を見せてくれます。山頂には、米田城址として礎石や堀の跡などが残っており、歴史を感じながら登山を楽しむことができます。
・ふるさと米田富士愛好会 会長 小椋 光恭さん
山の稜線の美しさを損なわないような整備を心掛けています。また、頂上に見晴らし台を造ったり、駐車場を拡張したりと、登山しやすい環境づくりを行っています。米田富士に残る歴史に触れながら、登山をお楽しみください。
●07 権現山(御嶽山)
(標高396 .8メートル)
頂上付近には「権現テラス」があり、晴れた日には伊吹山や岐阜城が見渡せます。また、御嶽神社や恋愛成就にご利益があるとされる「夫婦岩」もあります。中腹には「星神社」があり、400段以上の玉石で造られた石段が続きます。ところどころ差し込む光が幻想的な雰囲気を醸し出し、その景観から「岐阜の熊野古道」と呼ばれています。
・ふるさと吉田愛好会 会長 赤坂 良造さん
星神社の400余段の石段や山頂からの展望、夫婦岩など魅力溢れる山です。直近ではヤマツツジなどの植栽を進め、「花の山」を目指しています。安全に登山ができるようよう整備していますので、安心して登山を楽しんでいただけたらと思います。
◆ぜひYAMAPをダウンロードして登山を!
町では、登山用地図アプリを提供する(株)ヤマップと「安全登山に向けた包括連携協定」を締結しています。このアプリでは、山頂までの登山ルートが確認できるほか、GPS機能により現在地が確認でき、遭難防止など万が一の際にも迅速な対応が可能となります。また、登山者同士が活動日記を投稿して交流したり、最新の山の情報を共有できる機能も備わっています。YAMAPアプリは無料でダウンロードできます。ぜひ活用して、安全に登山を楽しみましょう!
登るときは登山に適した服装も忘れずに!
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