- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県八百津町
- 広報紙名 : 広報やおつ 令和7年1月号
明けましておめでとうございます。令和7年最初のシリーズ防災安全ですが、毎年のように世間を騒がせている「特殊詐欺」についてお話しします。
特殊詐欺とは、電話やハガキなどで相手を騙したり、不安に陥れるなどしてお金を騙し取る手口の総称です。手口の種類により10種類に分類されますが、県内においては「オレオレ詐欺」や「架空料金請求詐欺」の被害が特に多いです。毎日のようにテレビや新聞などで目にする「特殊詐欺」ですが、被害額・被害件数は年々増加しています。
騙されるのは高齢者ばかりだから、自分には関係ないと思っている方もいるかもしれませんが、決して他人事ではありません。被害者の年齢層を見てみると、確かに65歳以上の方が約65%を占めていますが、裏を返せば約35%は65歳未満の方が被害に遭っています。また、お金などの要求手段についてですが、約半分を「固定電話」が占めています。こちらについては、ご自宅の電話を常に留守番電話設定にしておいたり、「この通話は、迷惑電話防止のために録音されます」といった音声の流れる、録音機能付き電話に交換するといった対策がありますので、ぜひともご検討ください。
次に、手口ごとの被害者の年齢層についてご紹介します。「オレオレ詐欺」については、被害者の約75%が75歳以上の方となっています。これは多くの方のイメージどおりかもしれません。では、「架空料金請求詐欺」はというと、被害者の約半分が65歳未満の方となっています。さらに、「還付金詐欺」に至っては、被害者の約80%が65歳未満の方です。
手口について知っているつもりでも、実際に電話が掛かってきたりすると動揺して騙されてしまうこともあります。今すぐにお金が必要と言って慌てさせたり、ATMに行かせようする、電子マネーを購入させようとする場合は、詐欺である場合がほとんどです。みなさまもいつ自分が被害者になるかわかりません。決して他人事だと思わずに、日頃から用心するようにしましょう。
本紙記載の二次元コードより、岐阜県警察本部が特殊詐欺について紹介しているホームページをご覧いただけます。特殊詐欺の種類についての紹介や、岐阜県警察本部が作成した特殊詐欺被害防止用の小冊子データもダウンロードできますので、そちらも参考にしていただき、特殊詐欺に騙されないようにしましょう。
問い合わせ:防災安全室
(内線2232)