- 発行日 :
- 自治体名 : 岐阜県八百津町
- 広報紙名 : 広報やおつ 令和7年6月号
広報やおつをご覧のみなさまこんにちは。今月のシリーズ防災安全ですが、まだまだ勢いが衰えない「特殊詐欺」についてお話しします。
特殊詐欺については、令和7年1月号においても紹介していますので、なんとなく覚えている方も多いと思います。ではなぜ、また紹介するのかというと、「発生件数が大幅に増加」しているからです。
岐阜県内における令和6年の特殊詐欺発生件数は389件で、令和5年の287件から約100件も増加しています。種類別に見ると、架空料金請求詐欺が174件(令和5年比+30件)、オレオレ詐欺が134件(令和5年比+83件)と、この2種類がほとんどを占めています。令和5年からの増加件数を見てもわかるように、今岐阜県では「オレオレ詐欺」が流行っています。手口そのものは10年以上前に流行った頃からほとんど変わっておらず、特殊詐欺の中でも最も有名で認知度があるはずですが、それでも多くの方が被害に遭ってしまっています。
金銭などの要求手段についても昔から変わらず、ご自宅などの固定電話が約43%と最も多くなっています。こちらへの対策については、知らない番号や、+1、+44などから始まる海外からの電話など、怪しい番号の電話には出ないことが有効です。
それに加えて留守番電話設定を利用したり、現在役場でも行っている「この通話は、迷惑電話防止のために録音されます」といった音声が流れる、録音機能付き電話に交換することもオススメです。特に最近は、海外からの電話で特殊詐欺の被害に繋がるケースが増えています。ご家族や友人などが海外にいるわけでもなく、そもそも海外からの電話に出る必要がないという方については、ご自宅の固定電話にかかってくる海外からの電話を「無料で休止」することができます。使用回線など一部条件はありますが、ご興味のある方は警察庁のホームページをご覧いただくか、加茂警察署生活安全課(【電話】0574-25-0110)までお問い合わせください。
詐欺の手口について知っているはずでも、実際に電話がかかってくると動揺して騙されてしまうこともあります。ほとんどの方が知っているはずの「オレオレ詐欺」が流行っているのがそれを証明しています。詐欺の犯人はいろいろな方法で慌てさせようとしてきますが、判断を急がせるような場合は、ほとんどが詐欺です。みなさまもいつ自分が被害者になってしまうかわかりません。自分だけは大丈夫だとは思わずに、日頃から用心するようにしましょう。
問い合わせ:防災安全室
(内線2232)