- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県沼津市
- 広報紙名 : 広報ぬまづ 2025年3月1日号
市民の皆さんと協働し、悲しい選択を少しでもなくしたい。という想いで、市では様々な自殺対策に取り組んでいます。
◆ホームページからも閲覧できます 冊子[こころの悩みに関する相談機関一覧]
不安や悩みの大きさは人それぞれで、人によっては抱えきれなくなることがあります。でも一人で抱える必要はありません。友人や家族、相談機関等にぜひ話してください。
「誰に話したらいいかわからない」。そう思ったときに、この冊子が役に立ちます。
「悩みを相談されたけど、自分ではうまく答えられない」。そう思ったときに、この冊子を開いてください。
◆あなたも受講してみませんか ゲートキーパー養成講座
市ではゲートキーパー養成講座を開催しています。あなたの大切な人、身近な人を孤立させないために何ができるかを考えてみましょう。
講座ではゲートキーパーの役割や考え方、行動の仕方などについて学びます。年齢や性別などの制限はありません。ゲートキーパーの第一歩を踏み出してみませんか。
○出張「悩む人への寄り添い方講座」
日時:平日、休日を問わず9時~21時のうち90分程度
対象:市内の企業や団体、グループなど
場所:市内(会場は申込者が用意してください)
※希望日の1カ月前までに申し込んでください。
※詳細は、お問い合わせください。
申込み・問合せ:健康づくり課(保健センター)
【電話】055-951-3480
◆一人で!家族や仲間と! やってみよう!ストレスチェック
現代社会はストレス社会。日頃から、自分や家族、仲間のストレスについて知ることでストレスへの向き合い方や対処法を考えることに役立ちます。
○思い当たる項目が多いほど要注意
・家庭内でいろいろな問題があった
・日頃から楽しみにしている趣味などがない
・ささいなことに腹が立ち、イライラする
・朝から体がだるい
・よく風邪をひき、治りにくくて長引く
厚生労働省のホームページ(本紙またはPDF版に掲載の二次元コードをご利用ください)では、「3分でできる職場のストレスセルフチェック」を受検することができます。まずは自分自身で、そして家族や仲間と一緒に試してみましょう。
■「最近どう?」からはじまるいのちを救うアクション
全国で年間2万人を超える自殺者がおり、予備群といえる人も潜在的に多いと考えられる状況のなか、自殺対策には、多くの人が関わり、支え合う社会をつくることが必要不可欠です。その中でも「ゲートキーパー」という存在が重要な役割を果たします。
今回の特集で紹介したように、ゲートキーパーとなるには特別な資格や認定は必要ありません。必要なのは、ちょっとした知識と、具体的な行動です。皆さんが持つやさしさを身近な人に届けてみませんか。
自分の気持ちをうまく言葉にできず、周囲に助けを求められない人も少なくありません。「ちょっと様子が違うな」「何か悩んでいるのかな」と気づき、そっと声をかけるだけで、その人が心を開き始めるきっかけになることがあります。どんな小さな声やため息も見逃さず、「一人じゃないよ」と伝えることで、相手の心に希望を灯すことができます。
また、「最近どう?」といったささいな一言でも、それがきっかけで深い対話につながることがあります。会話を通じて、「あなたは大切な存在だ」「困った時は助けを求めてもいいんだ」といったメッセージを届けることが、孤立感を和(やわ)らげる大きな助けになります。
私たち一人ひとりの小さな気づきややさしさが、命を救う力につながります。「聴くこと」、「寄り添うこと」、「話すこと」の大切さを忘れず、支え合いの輪を広げていきましょう。[誰も自殺に追い込まれることのないまちぬまづ]の実現のため、皆さんもゲートキーパーになって、身近な人のこころの悩みに寄り添ってみませんか。
問合せ:健康づくり課(保健センター)
【電話】055-951-3480