- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県沼津市
- 広報紙名 : 広報ぬまづ 2025年3月15日号
富士山火山の被害想定が見直され、溶岩流の流下範囲が拡大し、令和3年3月に沼津市が火山災害警戒地域に指定されました。
どのような火山現象が起こり、どの範囲までどのような影響が及ぶのかを把握し、日頃の備えや緊急時の避難を想定しましょう。
富士山火山避難基本計画の避難方針に基づき、住民の身の安全を確保することを目的とし、昨年3月に沼津市用の防災マップを作成しました。マップは市役所5階危機管理課で配布しています。
マップは市ホームページからもご覧いただけます
■富士山が噴火すると沼津ではこんなことが起こります
○溶岩流
噴火により溶けた岩石が地表を流れる現象です。富士山の想定噴火口は252地点であり、沼津市に影響があるのは10地点です。市内に溶岩流が到達するのは噴火の位置や規模により、最短で18時間後、最終的に到達する可能性がある範囲には57日以内に到達する想定です。富士山の火山活動の高まりが生じた場合は市からの避難情報を注視し、落ち着いて対応してください。
○火山灰
市内では2~10cmの降灰が堆積することが予想されています。風向きや風速により降灰範囲が変わります。降灰により車の走行などに支障が生じる場合があります。
○避難・対応方法
・溶岩流の流下範囲外にある避難場所や親族及び親戚の家、宿泊施設等に避難しましょう。
・避難手段は原則徒歩ですが、避難行動要支援者や噴火警戒レベル1~3のときは必要に応じ、車で避難しましょう。
・避難時に備え、非常用備蓄品を用意しましょう。
・降灰そのものを原因として直ちに生命に危険が及ぶことはありません。原則として自宅で屋内避難とし、窓を締め建物を密閉してください。
・屋内避難に備え、備蓄品を用意しましょう。
※詳細は、市ホームページをご覧ください。『広報ぬまづ』で検索
問合せ:危機管理課
【電話】055-934-4803