健康 いきいきライフ(1)

このコーナーでは…「シニア・健康・医療・介護・障がい」に関する情報をお知らせします

■食生活を見直して生活習慣病予防
◆若い人こそ減塩を
高血圧症や糖尿病、痛風(高尿酸血症)といった生活習慣病は、食生活や運動不足、睡眠不足、喫煙、飲酒などの生活習慣が大きな要因となり発症します。
特に高血圧症は、患者数約4,300万人といわれ、日本で最も患者数が多い生活習慣病です。
長年にわたり塩分を取り過ぎると、高血圧症のリスクが高まります。若いうちから減塩を心掛け、血圧を正常に保つことが大切です。

◇塩分を取り過ぎると、どうして高血圧に?
塩分の多い食事を続けると、体が血液中の塩分濃度を下げようと水分を取り込むため、血液量が増え、血管に強い圧力がかかり、高血圧の状態となります。
高血圧が長く続くと、血管は強い圧力に対応するため、次第に厚く・硬く・狭くなり、血液の流れが悪くなるため、重要な臓器に栄養や酸素を行き渡らせることができなくなります。
さらに症状が悪化すると、脳卒中や心筋梗塞、腎不全などさまざまな臓器で重い合併症を引き起こします。

◇こんな人は特に注意を
・他の人と比べて食事量が多い
・お酒を飲む時に、漬物や塩辛などのしょっぱいおつまみをよく食べる
・ラーメンの汁は常に飲み干す
・味のついた料理にしょうゆやソースなどを追加でかける
・スーパーやコンビニなどのお弁当・惣菜をよく食べる

◇減塩するために
▽調味料の使い方を見直そう
塩分の約7割は調味料から摂取しています。調味料の使い方を見直すことが、減塩につながります。
[例えば、とんかつのソースの量で]
・大さじ1…塩分約1g
・大さじ2…塩分約2g
・大さじ3…塩分約3g

▽煮汁や麺のスープは控えめに
煮物の残り汁や麺のスープは塩分を多く含んでいるため、ごはんにかけたり、飲み過ぎないよう気をつけましょう。
[例えば、ラーメンスープで]
・飲まなければ…塩分約2g
・半分残すと…塩分約4.5g
・全部飲み干すと…塩分約7g

▽野菜を多くとろう
野菜などに多く含まれるカリウムは、余分な塩分を尿と一緒に体外に排出する効果があります。
1日350gの野菜を食べましょう。
小鉢1皿がおおよそ70g。1日5皿が目安です。

問合せ:健康増進課
【電話】22-2727