- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県掛川市
- 広報紙名 : 広報かけがわ 令和7年8月1日号
掛川東高等学校2年生
中村 日奈陽(なかむら ひなた)さん(横須賀)
大須賀中学校出身。中学2年生より山本和邦先生に師事。
憧れのチューバプレイヤー:
趣味:音楽鑑賞、芸術鑑賞、シュノーケリング
好きな食べ物:辛いもの、チーズ
■チューバと世界へ
金管楽器の中で一番大きくて、音楽全体を支える縁の下の力持ちのような存在のチューバ。
そんなチューバの国際コンクール「ITEC」ソロ・ヤングアーティスト部門に出場をきめたのが掛川東高校の中村さんです。6月22日〜29日にスペインで開催されたこの大会で、部門5位という素晴らしい結果を残されました。
中村さんが楽器を始めたのは、小学5年生のときでした。きっかけは、気管支炎で肺が少し弱かった中村さんに、両親が何か部活をやってみないかと提案。金管バンドに決めて、ユーフォニアムを吹いていました。中学生になってから、チューバのカッコよさに惹かれて楽器を変更。「チューバの低音の響きが床を伝って体の芯まで響く良い音に惹かれた」と魅力を語ります。
中学2年生のときに顧問の勧めもあり、はじめてソロコンテストに挑戦した中村さんは「出場したことで日々の練習の質も上がっていった」と振り返ります。良い音の出し方や、チューバらしさを追求するようになりました。良い結果を出す一方で、モチベーションの維持に苦労しましたが、ソロの先輩たちの演奏を思い出して自分を奮い立たせ、難しい曲と向き合い、練習に励みました。「良い音で表現できたときや部活の仲間と合奏しているときは楽しくて、チューバをやっていて良かったと感じる」と話します。
ソロの練習に部活、勉強と向き合い日々を過ごす中村さん。将来は「チューバプレイヤーとしての演奏者や音楽の先生など、音楽に関わることをしたい」と語る中村さんの未来に期待です!