くらし 《特集》令和7年度 市長戦略に基づく予算編成 戦略から実動へ

令和7年度当初予算は、市長戦略(2023~2025年度)の最終年度となるため、市長戦略の完成と更なる発展を目指し編成しました。市長戦略の5つの施策の柱に沿って、令和7年度の主な事業を紹介します。

・定住人口増加
・立地企業増加
・市民満足度向上

◆1 人口と立地企業数の増加

・「賑わいの場の創出」「道路休憩の場の創出」「富士山と富士山の恵みをPRする場の創出」を目的とする道の駅を整備するため、基本計画の策定を行います。
・令和10年4月から向田小学校を東中学校に転用することを目的として、昨年度の基本設計に引き続き、実施設計を行います。
・登校できるが教室へ入ることが困難な児童生徒などを対象に学校内で支援する校内教育支援センター(スペシャルサポートルーム)の専属支援員を3人から5人に拡充することで「誰一人取り残されない学びの保障」を目指します。

◆2 市民の抱える不安の解消

・せせらぎ児童公園の拡張に伴い公園利用者の安全を確保するため、隣接する市道2-20号線の改築を行います。
・市の中心地区にふさわしいまちづくりを目指し、都市機能や交通機能の増進を図るため、裾野駅西口周辺の建物移転と工事を推進します。また、賑わい拠点の創出に向けた宅地や道路の整備を推進します。
・市内の交通渋滞の緩和や歩行者の安全確保など道路環境改善と利便性の向上、沿道周辺の土地利用を図るため、平松深良線の未整備区間である稲荷工区を整備します。令和7年度は道路用地の取得を推進します。
・市民の移動手段として必要な公共交通機関の維持・確保を図るため、市内を走る路線バスの運行経費の一部に対し、補助を実施します。

◆3 市民満足度のさらなる向上

・子どもたちの健やかな成長と子育て世帯への負担軽減や支援強化を図るため、10月1日(水)から高校生年代までのこども医療費を完全無償化します。
・富岡地区、深良地区に令和8年4月1日(水)に開園する認定こども園化のため、富岡保育園、深良保育園の園舎を改修して、寄附金などを活用し両園の遊具整備を行い、教育・保育の環境を向上させます。
・小中学校、市立保育園、私立保育施設、私立幼稚園の給食について、物価高騰に左右されずに質・量を維持し、子育て世帯の負担を軽減します。
・避難所となる学校体育館などの避難時の環境改善のため、大型冷風機や備蓄飲食料、携帯トイレの整備を進めます。

◆4 財政健全化の実現

・美化センターに代わる新たな一般廃棄物処理施設の整備に向け、最適な事業手法を比較検討するため、建設候補地の選定を進めます。
・一般廃棄物最終処分場の安定的な運営やコスト削減を目的として、現在借地となっている用地を購入します。
・令和13年度の夏休み明けに予定している新学校給食センターの開設に向けて事業方式を比較検討し、最適な事業方式を選定するための調査を行います。

◆5 組織の生産性向上
○5つ目の柱である「組織の生産性向上」については、組織改編を行います。
・「日本一の子育て環境」の提供を目指して「子育て部」を新設します。
・企業誘致と基盤整備を戦略的に行うため、都市計画課を市長戦略部に移管します。
・市の魅力発信や市長のトップセールスを分野横断的な視点で戦略的に実施するため「秘書広報課」を設置します。
・個人版ふるさと納税業務と企業へのプロモーションを連動させ、一元化するため、ふるさと納税強化対策室を渉外課へ移管します。

※事業費は万円未満切り捨てです。

問合せ:戦略推進課
【電話】995-1804