子育て 〜地元を味わう特別な時間〜ふるさと給食ができるまで

食は生きる上での基本です。市は学校給食に地場産品を積極的に活用する「ふるさと給食週間」を実施し、給食を通じて地域への理解を深め、ふるさとを大切にする心や食への感謝の心を育んでいます。
給食センターでの調理から、子どもたちが味わうまでの過程を広報が潜入取材。6月17日に行われたふるさと給食を紹介します。

■今日の献立
6月17日の献立です

◇アスパラガスとコーンのソテー
菊川産のアスパラガスとキャベツを使用

◇大豆コロッケ
甘辛く味付けした県内産の大豆(品種:フクユタカ)とじゃがいもを混ぜ合わせたコロッケ

◇お茶パン
菊川産のお茶を混ぜ込んだパン

◇牛乳
県内産の牛乳

◇ミネストローネ
菊川産のトマトで作られたトマトピューレとじゃがいもを使用

・生産
今回は、地元食材として、市内に本社を置き、農産物の生産・加工・販売を行う「ベルファーム株式会社」が栽培した、アスパラガスとトマト(トマトピューレ)を使用しました。

・検収
毎日たくさんの新鮮な食材が届きます。食材の状態や数量を一つひとつ丁寧に確認します。

・下処理
野菜の洗浄や皮むき、食材のカットなどの下処理を行います。野菜の洗浄は、泥や異物を取り除くため、3回洗浄します。

・調理
下処理した食材を、大きな釡などを使って調理します。食中毒防止のため、加熱調理が原則。毎日およそ4,600食分のおいしい給食を作っています。大変な作業ですが、子どもたちのために頑張っています!

・配膳
運ばれてきた給食を配膳します。給食当番さん、ありがとう!

給食大好き!
いただきま~す!
おいしいね!

■ベルファーム株式会社 中村祥介(しょうすけ)さん
当社では、給食を作るときに出た野菜くずなどを肥料として使い、野菜を栽培する“資源循環型農業”を行っています。地元で採れた野菜は、収穫してすぐに届けられるので新鮮です。生産者の顔が見えることで、安心して食べてもらえます。そうした「新鮮さ」と「安心」があるからこそ、「地元の野菜はおいしい」と感じてもらえるのだと思います。子どもたちには、そんな地元の恵みを味わってほしいです。

■給食を食べた児童の感想
・育てた人の顔を見ながら食べる給食はいつもより美味しく感じました。
・高学年になってからは、給食をほとんど残したことはありません。また今回のように菊川産の野菜を食べたいです!

問い合わせ:教育総務課給食センター係
【電話】35-2023