- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県伊豆の国市
- 広報紙名 : 広報いずのくに 令和7年1月号
Q:構造や詳しい部屋の配置は?
A:
構造…鉄骨造3階建て
建物面積…約1,236平方メートル
展示面積…約403平方メートル
→現在の郷土資料館の約4倍
平面図をもとに各フロアの主な展示を紹介します。
※平面図やイメージイラストは令和6年12月時点のもので、今後変更する可能性があります。
■1階 概要理解と周遊促進のフロア
○展示やスペース
・インフォメーション展示
・市民交流スペース
○インフォメーション展示
市内外から多様な利用者を迎え入れる施設とまちの玄関口。大型イラストマップで、歴史・文化の基盤である地形・地質について伝えるゾーン
○市民交流スペースの活用
1階に「市民交流スペース」を設置します。幅広い年齢層や多様な興味・関心を持つ利用者が活用・交流できる場としていきます。
例えば…作品展示、ワークショップ、講座、学校教育との連携
活用方法については、今後、市民の皆さんと一緒に考えていきます。
○「市民サポーター制度」創設を検討
「市民サポーター制度(仮称)」は、市民をはじめとする個人が、経験や知識、興味関心を生かして文化財展示施設の運営を支えていただくとともに、自らの学びの場ともする制度です。
報酬の支払いなどのない、完全なボランティアを想定し、主な活動は、施設の案内や体験学習・各種イベントの補助、サポーター向け学習会への参加などを予定しています。
募集開始の時期や制度の詳細などは、改めてお知らせします。
■2階 歴史学習・体感のフロア
○展示やスペース
・プロローグ展示
・常設展示
・企画展示
○プロローグ展示
年表や映像などを設置。伊豆の国市を形づくったはじまりの背景を知り、展示体験をスタートするゾーン
○常設展示
5つの時代別テーマの展示と体験・質問コーナーを設置。伊豆の国市で繰り広げられてきた歴史・文化を展示・体験するゾーン
・人々の営みのはじまりから「イズノクニ」の成立へ
原始・古代
土器や高床倉庫の復元模型、山木遺跡出土木製品の展示など
・武士の世のはじまりは伊豆から
中世
中世を3つの時代に区分し、各時代ごとの人物紹介・出土品の展示など
・戦国時代のはじまりと終わり
中世末期
韮山城跡出土品の展示や地形模型を使ったプロジェクションマッピング演出など
・江戸幕府支配地としての伊豆の国市~近代日本の夜明け
近世~近代
江川庵自筆の掛け軸や韮山笠物展示、江川邸や韮山反射炉のパネル展示など
・体験コーナー
触る展示
本物の出土品破片に触る、土器破片を組み立てる、出土品と暮らしクイズなど
■3階 眺望のフロア
○展示やスペース
・展望展示
・屋上テラス
○展望展示
展望室床面には市内各地を俯瞰する航空写真を設置。360度、郷土を一望し日常の景色と歴史を重ね現地を巡る気持ちを高めるゾーン
(※詳細は本紙をご覧ください。)
■皆さんと共につくる新施設
新施設は、市民の皆さんと共に生かし、育てることを目指しています。その実現に向けて、市民交流スペースの活用や、「市民サポーター制度(仮称)」の創設を検討しています。皆さんが主役となるものですので、ぜひご意見をお寄せください。新施設整備の進捗状況については、随時、お知らせしますので、ご期待ください。
完成までおよそ1年3カ月。オープンを心待ちにしていただく間に、改めて地域の歴史・文化を見つめ直すために、市内各所に所在する文化財の数々を巡ってみませんか。
問合せ:企画課
【電話】055-948-1413