くらし 山下正行市長 2期目の所信表明

市民が主役のまちづくり その思いは揺るぎなく

令和7年6月定例会の初日(6月6日)に、山下市長が所信表明を行いました。今後のまちづくりの方針などを示したその内容(要旨)を紹介します。

■目指すまち
持続可能で誰もが幸せを感じ、安全安心に暮らせるまち
▼01 市民が主役
▽市民と直接対話
市民との直接対話の機会である、市長座談会「市長と語ろう」の開催などをはじめ、市民の声に耳を傾け、意見やニーズを市政に反映していき、市民と行政が協働でまちづくりを行っていきます。

▽地域コミュニティ活性化
自治会活動奨励の交付金継続、公民館の整備支援などを行います。自治会を通じた要望にも丁寧に対応し、市民の皆さんが住みやすい環境を整備します。

▼02 産業・経済の活性化
▽所得・雇用確保
引き続き、商工会と連携し、市内商工業者の付加価値向上に取り組みます。加えて、企業誘致など市内への投資を呼び込む方策を検討します。

▽観光振興、農業推進
温泉をはじめ、歴史・文化・食などの地域資源をフルに活用した取り組みを進め、プロモーション活動を強化します。また、引き続き、新規就農支援や食農連携、有機農業の推進に取り組み、県内トップクラスの食と農のまちを目指します。

▼03 安全・安心の確保
▽防災、地域医療体制の堅持
自助・共助・公助による災害対応や消防団活動を支援します。また、地域医療の拠点、順天堂大学医学部附属静岡病院、(公財)伊豆保健医療センターが、将来にわたり十全に役割を果すよう支援します。

▽子ども・子育て支援、環境配慮
令和6年にこども家庭センターを設置し、子育て家庭を支援する体制を強化しました。全ての子どもの幸せを実現するため、地域全体で、支援の輪を広げます。
さらに、脱炭素社会や循環型社会の実現に向けた取り組みを強化し、環境に配慮した地域づくりを進めます。

▼04 福祉・健康づくり
▽移動支援、地域での交流機会提供
高齢者や障がいのある人を対象にしたタクシー券による移動支援を継続し、新たに公共ライドシェアの実現を目指します。
地域での交流の場を提供するなど、孤立を防ぐ取り組みを進めてきました。引き続き、高齢者や障がいのある人も安心して暮らせるよう、きめ細やかな福祉事業を展開します。

▽健康意識向上、健康寿命延伸
ライフステージに合わせた健康づくりを推奨します。年をとっても心身ともに健康に暮らせるよう、市民の健康意識の向上と健康寿命の延伸に向けた取り組みを進めます。

▼05 歴史・文化・教育
▽歴史・文化の魅力再発見
地域の歴史・文化を共有・継承することは、地域への誇りや愛着を育む上で、重要です。現在建設中の文化財展示施設の活用も含め、市内の歴史遺産を市民が再確認し、その魅力を再発見する機会を提供します。

▽教育の充実
異文化体験や英語学習の充実を図り、グローバル教育を実践します。引き続き、幼稚園・保育園、小学1・2年生にもALTを配置し、幼児期から切れ目のない英語学習を進めます。また、スポーツや生涯学習を奨励し、子どもたちの健やかな成長と市民の生きがいづくりの環境を整えます。

■皆さんとともにまちづくりを
市の発展と幸福実現のため、市民の皆さんとともにまちづくりを進めていきます。皆さんのご理解、ご協力をよろしくお願いします。
今回お伝えした内容は、所信表明の一部です。所信表明の全文は、市HPに掲載していますのでご覧ください。