- 発行日 :
- 自治体名 : 静岡県伊豆の国市
- 広報紙名 : 広報いずのくに 令和7年7月号
林(はやし)光珠(こうしゅ)さん
韮山反射炉を愛する会 会長
■愛する韮山反射炉をみんなで盛り上げたい
韮山反射炉は、伊豆の国市が誇る世界遺産です。今回は、韮山反射炉を愛し、保存運動に取り組む市民団体『韮山反射炉を愛する会』会長の林光珠さんに話を聞きました。
平成24年、韮山反射炉の世界遺産登録を目指し、『反射炉応援団』が結成されました。世界遺産登録に向け、さまざまな取り組みに尽力。中でも大変だったのが、応援団の会員集めだそうです。登録認定の必須要件ではなかったものの、他の登録認定事例を参考にし、会員集めを行いました。「さまざまな会に出向き、協力をお願いして署名を集めました。最終的に1万人ほどの会員数になりました」と話す林さんから当時の苦労がうかがえました。
「無事に世界遺産登録された時の喜びは格別でした。しかし、これで終わりではなく、より多くの人に関心を持ってもらいたい」。
世界遺産登録後、『反射炉応援団』から『韮山反射炉を愛する会』に名称を変更しましたが、残った会員は200人ほど。さらに、現在では約100人にまで減少しています。時間が経つにつれ、どうしても関心が薄れてしまいます。世界遺産になった平成27年度は70万人以上の来場者がありましたが、近年は10万人前後です」と寂しそうに話す林さん。
「今年で韮山反射炉の世界遺産登録10周年。これを契機に、市全体で盛り上げたい。愛する会の運営委員も募集しているので、参加してもらえたらとてもうれしい」
伊豆の国市のシンボルとして市民から愛される韮山反射炉。あなたも『韮山反射炉を愛する会』に参加して、世界遺産登録10周年を盛り上げてみませんか。
▽10周年事業詳細
※詳しくは本紙をご覧ください。
▽会員募集
※詳しくは本紙をご覧ください。