くらし 謹賀新年 2025 年頭のごあいさつ

■コンパクトで魅力ある、賑わいのまちづくり
河津町長 岸 重宏

新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに希望に満ちた新しい年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

○高齢者を支える世代を増やす
国においては、石破新政権による政策動向が注目されるところですが、町は昨年まで、コロナ禍前のような賑わいを取り戻すべく観光を中心とした、国や県の補助事業などを活用した新規取り組みなどを行ってきました。しかし未だ回復していない町内の厳しい経済状況等を考えた時に、根本的なインフラ整備や見直しも行いながら、健全な財政を堅持しつつ課題や懸案事項をさらに進めなければならないと考えております。
人口減少と少子高齢化により数々の問題があります。その解決策として高齢者を支える働く世代や子育て世代を増やす事で、高齢者を経済的な面でも支えることもできるなど、多方面へ波及できることになりますので、継続的な根本政策として考えております。

○共創のまちづくり
これら諸課題を進めるためには、町民と共に創り上げていく「共創のまちづくり」として、民間の力も活用し、町民と共に「Change(チェンジ)」(変化)から「Sustainable(サスティナブル)」(持続可能)へ新しい時代のまちづくりに取り組み、これまで進めて来たDX推進や地域公共交通対策、新たな学校など教育施設配置計画、防災減災事業など具体的推進に向けた取り組みに挑戦して、新たな施策を進めることを目指していきます。

○Well・Being(ウェルビーイング)なまちづくり
これからの幸福度の尺度は、単に施設だけの充実を求めるのではなく、そこに住む人がいかに気持ちよく過ごせるか(ウェル・ビーイング)が重要です。コンパクトで魅力ある、賑わいのまちづくりを進める中で、移住・定住に限らず、河津を好きになってくれる関係人口を増やし、都市と農山漁村の二拠点で活躍してくれる人たちを増やすことが大事であると思っております。

○結びに
町民の皆様にとって、本年がすばらしい年となりますようお祈り申し上げ、年頭のあいさつといたします。

■町民と共にある議会を目指し
河津町議会議長 渡邉 弘

新年あけましておめでとうございます。町民の皆様には輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

○令和6年をふりかえり
昨年を振り返りますと、人口の減少問題、少子高齢化、物価高騰、能登半島の災害などわが町にも見過ごすことのできない問題が発生しております。

○住みたい・来たいまち河津
町では予算編成の際、「住みたい・来たいまち河津」を目標に(1)誰もが安心して暮らせるまちづくり(2)豊かさをみんなで創るまちづくり(3)未来を創る人が育つまちづくりの重点テーマのもと各施策に取り組むこととしました。
事業内容としては、保健福祉センターの長寿命化工事、小学校統合による旧東・西小学校の活用事業、DX推進事業(河津町LINE公式アカウント導入)、長野地区防災拠点施設、七滝駐車場公衆トイレ施設、南禅寺伝来諸像国重要文化財指定などが挙げられます。議会といたしましては、各事業の効果も含め行政と審議を重ね議決をして事業の推進に取り組んでおります。

○新年の始まりにあたり
人口の減少問題、少子高齢化問題などの問題は大きな課題として取り組むと共に、議会改革の継続と推進を取り組んでまいりたいです。第一常任委員会、第二常任委員会、広報常任委員会、議会改革特別委員会、各委員会において地域公共交通問題、DX改革推進、防災減災、子育て支援など町民の身近にある課題について議会は町民の意見を聞き、調査研究をして取り組んでいきたいです。

○町民と共にある議会を目指し
議会は町民の代表であり町民の意見を町に届ける大きな役割を背負っています。議会と町民との距離感の解消を目指し、情報の開示など積極的に取り組んでまいります。町民の住みやすい町づくりのために一層努力していく所存です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

○結びに
本年が皆様にとって輝かしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げ、年頭のあいさつとさせていただきます。