くらし 令和7年度 予算

令和7年度当初予算が町議会3月定例会で可決されました。一般会計の予算総額は、46億2000万円で、前年度当初予算に比べると2億3300万円(前年比△4・8%)の減となりました。財政状況の厳しい中ですが、少子高齢化や人口減少、公共交通、医療、教育、産業、地域コミュニティや防災減災対策など本町における多くの課題を解決するため予算編成を行いました。

※予算額、構成比は各項目ごと四捨五入しているため合計が合わない場合があります。

■“心豊かな暮らしやすい町へ〟
一般会計当初予算
46億2,000万円(前年度比4.8%減)

◆一般会計歳入

▽歳入の特徴
前年度当初予算に比べ、自主財源全体では1億8852万6千円(前年度比△10・9%)の減額となりました。これは賀茂地区航空写真共同撮影事業等の分担金及び負担金を3076万2千円(前年度比+254%)の増額と見込んだものの、公共施設整備基金繰入金等の減額により、繰入金を2億1363万6千円(前年度比△52・5%)の減額としたことによるものです。
依存財源全体では4447万4千円(前年度比△1・4%)の減額となりました。これは地方交付税を9117万7千円(前年度比+5・3%)の増額およびデジタル基盤改革支援補助金等の国庫支出金を4773万4千円(前年比+16・6%)の増額と見込んだものの、過疎対策事業債や緊急浚渫推進事業債などの減により町債を2億2090万円(前年度比△39・3%)の減額と見込んだことによるものです。

◆一般会計歳出
▽性質別

▽目的別
総務費 10億9,549万8千円
民生費 8億9,356万9千円
消防費 5億7,081万円
衛生費 5億6,821万8千円
教育費 3億5,922万9千円
土木費 2億7,306万8千円
公債費 3億731万5千円
商工費 2億5,692万9千円
農林水産費 2億2,074万3千円
議会費 6,461万7千円
予備費 1,000万円
災害復旧費 4千円

▽歳出の特徴
義務的経費は職員給与改定及び制度改正等の増額などにより1億5876万8千円(前年度比+11・0%)の増額となりました。消費的経費は、自治体情報システム標準化・共通化移行業務委託事業や児童生徒1人1台端末購入事業などの実施により1億4475万3千円(前年度比+6・8%)の増額となりました。投資的経費は、消防ポンプ自動車購入事業で増額を見込んだものの、保健福祉防災センター長寿命化工事の完了などにより5億3554万3千円(前年度比△54・8%)の減額となりました。

◆特別会計・企業会計
▽特別会計予算
合計 22億2,483万7千円

▽公営企業会計予算(歳出)
合計 3億5,039万2千円

◆予算の基本
町の行政を運営する基本的な収入と支出を一般会計といいます。これに対して特別会計は、保険料などを扱う特定の事業を行う会計で、国民健康保険事業など5つの会計を設けています。公営企業会計とは公営企業法の適用を受けて運営される事業で、収入と支出は独立採算制により運営されています。総額は、これらの会計をすべて合わせた町の総予算額です。(総額は各会計間の重複分を除くため、各会計の合計とは一致しません。)