- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県名古屋市
- 広報紙名 : 広報なごや 令和7年3月号
[子育て]【何歳から始めても遅くない子どもとのコミュニケーションを再点検】
ページID:184115
4月から新しい環境を迎えるこの時期に、子どもとの接し方について一度考えてみませんか?
■子育てをしているとこんなことありませんか?
親:新しい学年になって勉強は大丈夫なのか
親:いつまでゲームをしているんだ!?勉強はやったのか?
子ども:うーん、あとちょっと…
1時間後
親:「あとちょっと」って言っただろう!いい加減にしろー!!!
子ども:はーい…
親(勉強させておかないと、この子の将来が心配だからな…)
子ども(嫌なことがあって、気分転換したかっただけなのに…)
ちょっと待って!この状況、解決してる?
▽保護者の皆さんその接し方、本当に大丈夫?何が問題か原因を考えてみよう
[原因1]保護者の言い方が厳しすぎる・怒鳴る
再点検怒りをコントロールしお互いが気持ちを話せる状況を作ろう
・6秒我慢してみる
・その場を離れる
保護者であるあなた自身に余裕がないのなら…あなた自身を労(いた)わろう。
あなた自身を大事にすることも大切!!
リラックス、人に話を聞いてもらうなど
どうして怒鳴ってはダメなの?
子どもの心を傷つけるからです。こうした行為などをマルトリートメント(注)といい、それにより子どもの脳に萎縮・変形が起こることが分かっています。
(注)マルトリートメントとは…「保護者自身が脅威になる」「保護者同士の激しい対立を見せる」など大人から子どもに対する避けるべき全ての関わりを言います。
[原因2]保護者が子どもの気持ちをくみ取ろうとしていない
再点検子どもの気持ちを想像し、普段から声を掛けよう
親:クラス替えで嫌なことがあったのかな?
子ども自身が保護者に見守られていると感じることが大切です
[原因3]ルールがない・保護者がルールを強制する
再点検子どもと一緒にルールを考えよう
親:寝るまでの自由時間は?ゲームはそのうち何時間にする?
子ども:3時間!じゃあゲームは1時間かー。
守れたら、守れたことを認め、「守れたじゃん」「すごいね!」など声を掛けましょう
■「あいちゃく」コミュニケーションにより、安心できる環境で育った子どもは自己肯定感が高く、困難を乗り越えられる大人に
他にも原因はさまざまですが、子どもと接するときは、いつもこれが大事!
合言葉は愛着(あいちゃく)
▽合言葉は愛着(あいちゃく)
「あ」たり前の行動を認めよう
「い」っしょに過ごそう
「ち」ゃんと顔を見て話そう
「く」らべなくても大丈夫
・大きくなった子ども
失敗しても…
またがんばればいいよね。いい勉強になった!
・大きくなった子ども
嫌なことがあっても…
たまたまうまくいかなかっただけ
次はがんばろう!
「あいちゃく」コミュニケーションにより、萎縮・変形した脳も回復することが示されている
■子どもとの接し方に迷ったら…、子どもや保護者自身が困っていたら…
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