くらし 【今月の特集】水害への「備え」できてる? 命を守るための地図「ハザードマップ」を確認しよう

【はじめよう!水害対策 水害への「備え」できてる? 命を守るための地図「ハザードマップ」を確認しよう】

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■市長メッセージ
いざというときに備えて、ハザードマップや防災アプリで自宅周辺の災害リスクを確認し、災害時に避難する場所や避難経路などを家族で話し合っておきましょう
名古屋市長 広沢一郎

■ステップ1 どんな危険がある?どこに・どうやって・いつ逃げる?ハザードマップを見て確認しよう
ハザードマップはなごやハザードマップ防災ガイドブックから
防災情報・ハザードマップをアプリ上で見られる防災アプリは名古屋市防災アプリから

▼1.どんな危険がある?自宅周辺の浸水深などを確認しよう
◇家屋倒壊等氾濫想定区域
川が氾濫した場合に、あふれた水や川岸の侵食により家屋が倒壊・流出する恐れがあるため、早めに区域外への避難が必要

◇土砂災害(特別)警戒区域
崖が崩れて建物を押しつぶしたり、押し流したりする恐れがあるため、大雨の場合は早めに区域外への避難が必要

◇浸水の目安
・5.0メートル以上の浸水深で3階まで浸水
・3.0メートルから5.0メートル未満の浸水深で2階まで浸水
・1.0メートルから3.0メートル未満の浸水深で1階が浸水
・0.5メートルから1.0メートル未満の浸水深で車のサイドミラーの高さまで浸水
・0.3メートルから0.5メートル未満の浸水深で車のタイヤの外径の高さまで浸水
・0.3メートル未満の浸水深で車のタイヤの中心の高さまで浸水

■2.どこに・どうやって・いつ逃げる?近くの避難所などを確認しよう
警戒レベルがいくつのうちに避難を始めるのか、あらかじめ考えておこう名古屋市防災危機管理局防災啓発キャラクタークルカモ「僕は祖父母がいて時間がかかるから早めに避難したほうがいいカモ」

▼気象庁・市から発令する避難情報
◇警戒レベル1
あなたが取るべき行動:心構えを高める

◇警戒レベル2
あなたが取るべき行動:避難行動を確認

◇警戒レベル3
避難情報:高齢者等避難あなたが取るべき行動:危険な場所から高齢の方などは避難

◇警戒レベル4
避難情報:避難指示あなたが取るべき行動危険な場所から全員避難警戒レベル4までに必ず避難

◇警戒レベル5!
命の危険直ちに安全確保!避難情報:緊急安全確保あなたが取るべき行動:すでに災害が発生・切迫した状況

▼避難をする場合具体的な経路・所要時間を確認しよう
危険を避けられる避難経路を想定しておくことが重要

◇指定緊急避難場所
自宅周辺の施設を確認しておこう

◇アンダーパス
アンダーパスに水が溜まって通れなくなったり、冠水した道路で側溝などが見えにくくなることも
歩くときは注意!傘や棒で足元を確認

▼ステップ1で確認したことを書き込もう
◇調べようどんな危険がある?
・洪水の場合最大浸水深メートルは?
・内水氾濫の場合最大浸水深メートルは?
・高潮の場合最大浸水深メートルは?
・家屋倒壊等氾濫想定区域の区域内?区域外?
・土砂災害(特別)警戒区域の区域内?区域外?

◇決めておこう誰と・どこに・どうやって・いつ逃げる?
・誰と避難する?
・洪水・内水氾濫の場合はどこに避難する?
・高潮の場合はどこに避難する?
・避難先までの危険な場所は?
・避難先までにかかる時間は?
・警戒レベルがいくつのときに避難する?

■ステップ2ステップ1で確認した内容を基に水害が起きる前に避難行動を確認しよう
あなたとあなたの大切な人の命を守るために、どう行動するか、事前に考えよう

▼自宅がある場所が、家屋倒壊等氾濫想定区域、土砂災害(特別)警戒区域
区域外へ避難、自宅以外に避難が必要

◇安全な場所に住んでいて身を寄せられる親戚・知人がいる
親戚・知人宅などに避難

◇安全な場所に住んでいて身を寄せられる親戚・知人がいない
指定緊急避難場所に避難

▼自宅がある場所が、家屋倒壊等氾濫想定区域、土砂災害(特別)警戒区域外
◇浸水の恐れのない高さに部屋がある
自宅にとどまることも可能(在宅避難をしていても、避難所で避難者登録をすると避難所で食料などの支給が受けられる)

◇浸水の恐れのない高さに部屋がない
自宅以外に避難が必要
・安全な場所に住んでいて身を寄せられる親戚・知人がいる
親戚・知人宅などに避難
・安全な場所に住んでいて身を寄せられる親戚・知人がいない
指定緊急避難場所に避難
災害が落ち着いた後の避難生活のことも家族と共有しておこう

▼いざというときの備えはできていますか?
《非常持ち出し品》
最低限のものを3日分程度

《備蓄品》
食料などは7日分程度
普段から食料・飲料水・日用品・災害用トイレなどを備蓄しておこう
「ローリングストック(買う、置いておく、食べる・使う)」で効率よく備えよう

非常持ち出し品・備蓄品について詳しくは非常持出品・備蓄品の準備について

▼正しい情報を得るために
名古屋市はさまざまな方法で避難情報などを発信しています。正しい情報をいち早く得る方法を確認しておこう
・緊急速報メール・きずなネット防災情報
・テレビ・ラジオなど
・市公式ウェブサイト
・防災スピーカー
・市公式SNS・アプリ
・広報車・消防車
詳しくは名古屋市からの防災情報の入手について
事前に情報を集め、確認しておくことで災害時に素早い判断・行動をとることができます

名古屋市防災危機管理局防災啓発キャラクタークルカモ「職場・学校などで水害にあった場合のことも確認しておくといいカモ」

▽共通事項
問合:防災危機管理局防災企画課
【電話】052-972-3523【FAX】052-962-4030