- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県岡崎市
- 広報紙名 : 市政だより おかざき No.1433 2025年2月号
20年ぶりに令和7年10月1日に水道料金を改定します
水道事業は皆さんからいただく水道料金によって運営しています。平成17年の料金改定以来、値上げを行わずに経営を続けてきましたが、古くなった施設の更新や災害対策、料金収入の減少などにより、安定した経営を続けることが難しくなっています。そこで、安全で安心な岡崎の水を将来にわたってお使いいただけるよう令和7年10月1日に水道料金を平均9.7%増額します。
■水道の現状~どうして改定が必要なの?~
未来のために!
新たな更新計画では、今後30年で、今より年間約16億円多く更新費用が必要です!
▼1.将来を見据えた更新計画へ
現在の費用:約27億円/年
新計画:約42.9億円/年
これまでは財政状況の安定を重視し、管路や施設の更新を行っていました。
結果:管路は291億円、施設は3分の2の積み残しが発生
↓
新計画
管路や施設のあるべき姿を描き、長期的な観点から更新計画を策定しました。
▼2.引き続き水道施設の老朽化・耐震化への対応
市の水道事業は約90年にわたり給水を続けています。これまで作り上げてきた水道施設は老朽化が進んでおり、事故のリスクを増やさないためにも、計画的に更新していく必要があります。また、今後30年以内に高い確率で発生が予測される南海トラフ巨大地震などに備え、水道施設の耐震化も必要です。
▼3.水道料金収入の減少
水道料金収入は給水人口の減少や節水機器の機能向上により、年々減少傾向にあります。令和5年度の水道料金収入はピークの平成18年度と比べて約4億円減少しています。現行の料金体系を維持した場合、令和14年に赤字となり、資金は令和15年に枯渇すると試算しています。
▽水道料金収入の推移(億円)
日常の資金繰りや災害発生に備えた必要な資金が確保できません
■安心して次世代に引き継ぐため、水道料金の値上げにご理解をお願いいたします。
今回、現行料金より平均9.7%の改定を実施することで、安定した経営を目指していきます。
将来の世代にも安全で安心な水を使い続けていただけるよう、ご理解とご協力をお願いします。
▼水道料金表
単位:円(1カ月あたり金額。税抜)
水道料金は、使用の有無にかかわらずいただく基本料金と、使用水量に応じていただく従量料金を合計した金額となります。
▼どれくらい変わるの?
各家庭での使用水量は、家族構成や人数によって異なります。1人が1カ月あたりに使用する平均使用水量は約7立方メートルです。
(国土交通省「いま知りたい水道」より)
一般家庭でよく使われているメーター口径13mm・20mmの場合、主な使用水量では下表の影響額となります。なお、使用水量は、2カ月ごとに上下水道局からお配りしている「使用水量等のお知らせ」で確認いただけます。
▽1カ月あたりの影響額(メーター口径13mm・20mmの場合、税込)
※水道料金は、2カ月ごとに請求しています。
※他口径の影響額など詳しくは、市ホームページで。
改定内容については市ホームページでもご確認いただけます。詳しく知りたいかた向けに出前講座も開講しています。詳しくは、本紙のコードから確認してください。
問合せ:経営管理課
【電話】23-6353【FAX】23-6368