くらし 【特集】この空き家、どうしよう?(2)

■空き家はさまざまな方法で活用されています
活用事例を見てみましょう!

▼CASE01 空き家所有者・活用者に聞きました!
「空き家利活用マッチング事業」でベストな選択!

▽所有者
Q1:空き家を貸そうと思った理由は?
相続した空き家の使い道がなく、初めは解体も考えていました。ところが、見積もりを取ってみると意外とお金がかかり、土地も狭いため貸し駐車場にすることも現実的ではありませんでした。この建物をそのまま借りてくれる人がいたらベストだと思いました。

Q2:「空き家利活用マッチング事業」を知ったきっかけは?
市主催の空き家セミナーに参加したときに知りました。

Q3:「空き家利活用マッチング事業」を利用してよかったことは?
市が間に入っているので活用者が信用できる点ですね。活用してもらうことで空き家を継続して所有することの心配も軽減できたのが良かったです。

▽活用者 愛恵協会
1952年に設立。生活保護法・障害者総合支援法等に基づく施設を運営。国・県・市町の受託事業など幅広いサービスを提供しています。

Q1:空き家を選んだ理由は?
支援が必要なかたが人目を気にせずに落ち着いて就労準備ができるような物件を探していました。実際に住まいだった建物なら、お風呂もあって落ち着いて第2の家のようにくつろげる空間になると思ったからです。

Q2:空き家を活用してよかったことは?
一般的な賃貸と違い、リフォームが自由だったことです。空き家にあったものを活かしつつ、自分たちの使い勝手に合わせた部屋づくりができました。
地域に根ざし、「困った時の愛恵さん」として、市や関係機関と連携しながら活動し、支援が必要なかたの居場所を作るために空き家を活用しています。

▼CASE02 空き家活用者に聞きました!
補助金を利用して空き家をリフォーム!
ステキな古民家カフェをオープン♪

▽活用者 Room035
春日井 謙次さん 雅子さん
2023年にオープンした額田のエキサイティング古民家。古民家をリフォームし、歴史を残しつつ、アメリカンなバーやカフェなどワクワクすることが詰め込まれた空間が広がっています。
カフェやバーの他にも紙バンドで作られたクラフトの販売や教室、音楽イベント、宿泊、山里体験など、訪れたかたが楽しめる企画を多く行っています。

Q1:この空き家を知ったきっかけは?
知り合いだった額田のパン屋さんから「空き家ツアーをやるから遊びにおいで」と誘われ、この空き家を紹介してもらいました。

Q2:空き家を活用してよかったことは?
古民家をリフォームしたことで昔ながらの趣をいかしたお店になったことです。お客さんからも安心できる、落ち着く雰囲気でカフェなどをゆったりと楽しむことができるといった声をいただいています。

Q3:購入費やリフォーム費の負担が大変だったのでは?
市の職員さんに相談に乗ってもらい、リフォームに補助金を利用しました。市のサポートのおかげで負担が軽くなりました。

Q4:所有者さんや地域のかたの反応は?
お店で使用する食器やカウンターなどは空き家にあったものを活用したので、所有者さんからは引き取ってくれてありがたかったと言ってもらいました。また、地域の大工さんにリフォームのことを教えていただいたり、地域のかたにお店で使用する木材をいただきました。皆さんオープンを心待ちにしてくれていました。

■解体
「そのままの管理は難しいかも…でも解体も不安だなぁ。」
「その不安、一緒に解決しましょう!」

Q:解体工事にはどれくらい時間がかかるの?
A:建物の規模や構造、解体方法によって異なりますが、見積もりの依頼から解体後の手続き完了まで4カ月程度が目安です。

Q:解体中は近隣住民に迷惑がかかりませんか?
A:解体工事中は、騒音や振動、粉塵(ふんじん)が発生することがあります。業者と事前に綿密な打ち合わせを行い、近隣住民へ工事前に挨拶状を配布するなど配慮を徹底しましょう。

Q:解体費用を軽くする方法はありますか?
A:市が空き家所有者に対して、空き家を解体する際の費用を一部補助する制度があります。補助対象に該当するか事前に市職員が確認する必要があります。

Q:解体業者をどのように選ぼう?
A:複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。実績や経験が豊富で、解体工事に関する資格や許可を取得している業者を選びましょう。

「こんな選択もあったんだ!」
「課題解決のきっかけにまずはご相談ください!空き家対策に関する動画も配信しています!」

問合せ:住環境政策課
【電話】23-6024【FAX】23-7528