くらし 【特集】令和7年度当初予算を徹底審査(2)

【厚生文教分科会】
■やすらぎ会館の入浴施設の廃止について
▽事業内容
やすらぎ会館3階の老人福祉センターにて、60歳以上の方が、無料で入浴できる施設を、令和7年3月末で廃止するもの。
▽議会の視点
利用者の視点、市民サービスとしての必要性の視点、意思決定の経緯など。

Q.利用者の立場に立った代替案は検討されたのか。また、一人当たりの費用は実際にどれくらいかかっているのか伺う。
A.入浴施設そのものの代替案は検討していないが、通所での入浴介護サービスの利用や民間サービスの入浴施設などの利用を案内している。また、一人1回の入浴で1,140円かかっている。(光熱水費含まず)

【厚生文教分科会】
■こども若者(家庭)センターへの相談状況について
▽事業内容
令和3年4月に設置された「子ども・若者センター」にこども家庭センター機能を追加し、令和7年4月に「こども若者家庭センター」を設置する。
▽議会の視点
年齢による切れ目のない支援を受けられる体制を強化できているか。

Q.相談のなかでも児童虐待など深刻な養護相談が増えているとのことだが、どのような状況か伺う。
A.0歳から概ね39歳までの子ども若者を対象に年間3,000件ほどの相談と支援の対応を行なっている。今年度は総件数的には横ばい高止まりで、性的虐待などの重度な案件が増えており、相談対応においては小中学生の年代が増加している。また本市は、身体的虐待の割合が国の平均より高い状況。

【厚生文教分科会】
■みつば小学校の教室数について
▽事業内容
令和8年度より原山小学校及び萩山小学校を八幡小学校の敷地に統合し、みつば小学校とするもの。
▽議会の視点
にじの丘学園では児童数増加に伴い、校舎増築工事を行う。みつば小学校はどうか。

Q.児童数が減ったことで統合するが、菱野団地再生計画を含め、今後児童数増加も考えられる。教室数はどのように想定しているのか伺う。
A.学年進行表によると、令和8年度みつば小学校開校時には児童数444名16学級、令和12年度には364名13学級を想定している。

【都市活力分科会】
■まるっとミュージアム推進について
▽事業内容
本市への観光誘客を図り、交流人口の拡大と地域経済の活性化につなげる。
▽議会の視点
国際芸術祭「あいち2025」など、本市のさらなる活性化につながる事業を見据えたプロモーションを国内外に展開する。

Q.国際芸術祭「あいち2025」がまちなかで開催されるがどの様に取り組んでいくのか伺う。
A.愛知県をはじめ関係部署と連携し、会期中の誘客及び来場者に対して、瀬戸市内の滞在を延ばし、回遊していただけるよう努めていきたいと考えている。