くらし 市長コラム 一日一笑

■あなたはこれからの先の未来に何をつなげますか?
この言葉は、1月12日に開催された二十歳を祝う会での実行委員からのメッセージです。家族、会社、組織、活動、事業、想いなど様々な答えがきっと人の数分あると思います。
私個人としては「人としての在り方」を子どもたちやご縁ある皆さんにつなげていきたいと思っています。また、市長としては「新たな力とともに創る笑顔と元気のみなとまちへきなん」のキャッチフレーズがあるように、これまで碧南市を創ってこられた先人の想いや歴史的な風土性、文化を大切にしつつ、新たな碧南市の魅力を取り入れ「なんだか碧南にいるとワクワクするよね!」という気持ちをつなげていきたいと思っています。皆さんは未来に何をつなげていきますか?
今年の二十歳を祝う会の対象者は平成16年度生まれの皆さん。私もちょうどこの年に母1年生となりました。自分の母がすでに他界していたため、母がいない分たくさんの人に助けていただきながらのあっという間の20年。初めてのことは不安ばかり。泣いたり、怒ったり、心配したり…。「もうっ!」と思うこともありましたが、今振り返るとつらかったことより笑顔で楽しかった思い出ばかりで幸せだったことに気付きます。
二十歳を祝う会の市長の挨拶で、イソップ童話の「うさぎとかめ」の話をしました。ここで私が伝えたかったことは「目先のものだけを見るのではなく、自分が何を目指しているのかを考えて、意識して、今自分ができることをやり続けていくことの大切さ」です。世界トップクラスで自己肯定感が低い日本。周りばかりが気になり、比較し始め、自分の本来やりたいことも、チャレンジすることすら諦めてしまう人もいます。できないことや他人の目を気にせず、自分ができることから覚悟と信念を持って、それを成功するまでやり続ける力。カメは当然ウサギに比べて足は遅い。でも勝てたのは、カメの見ている先が目標であるゴールだったから。一方、ウサギは、競争相手であるカメを見ていたから、油断し休憩してしまい、カメに負けてしまいました。見ている先が違うと結果が変わってくるように
人生も変わってきます。人生様々なことがありますが、常に笑って楽しんで、応援してくれる人に感謝をし、いくつになっても夢や希望を叶えるために、一歩踏み出す勇気を持って、自分を信じ、できることを全力で続けていく「人としての在り方」を私はこれからもつなげていきます。