くらし 〔特集〕令和7年度安城市のお金の使い道
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- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県安城市
- 広報紙名 : 広報あんじょう 令和7年4月号
令和7年度当初予算は、第9次総合計画で掲げた本市の目指す都市像「ともに育み、未来をつくるしあわせ共創都市 安城」の実現に向け、子どもを核としたまちづくりを進めるため、各分野別計画に沿った予算編成としています。
物価、賃金が上昇傾向のため人件費、扶助費等が増加する中においても、総合計画に掲げる3つの重点戦略「しくみ」「ちから」「ばしょ」の各施策について、積極的に予算計上し、一般会計当初予算額は、前年度に対し13.1%、96.7億円増となる過去最大規模の833.6億円としています。
■一般会計予算額 833億6000万円(前年度比96億7000万円増)
○歳入
行財政運営の根幹となる市税収入を418億円余(前年度比22億円余増)と見込む他、事業実施にあたり国や県から交付を受ける補助金等として、前年度から44億円余増の185億円余を計上し、不足する財源は、基金からの繰入金や市債による対応としています。
( )内は割合
○歳出
児童手当等の扶助費や保育園の運営・改修費等の増加の他、中学校の屋内運動場への空調設備設置等により、前年度から民生費で35億円余の増、教育費で40億円余の増となる等、こども関連施策に力を入れた予算編成を行いました。
( )内は割合
■特別会計予算額 305億7200万円(前年度比8100万円減)
給付費の増加や高齢化の進展等により、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計の予算額が増額となりましたが、換地処分により概ね事業完了した安城桜井駅周辺特定土地区画整理事業特別会計の廃止に伴い、特別会計全体の予算額としては減額となりました。
■企業会計予算額 117億1500万円(前年度比6億1600万円増)
一般会計:子育て支援や道路整備等、市の運営の中心となる会計
特別会計:国民健康保険や介護保険のように対象者が限られる等、一般会計と区別する必要がある会計
企業会計:民間企業のように利用料金等の収益で運営している会計
■令和7年度の主な事業
第9次総合計画「ともに育み、未来をつくるしあわせ共創都市 安城」の3つの重点戦略「しくみ」「ちから」「ばしょ」に分けて、主な事業を紹介します。
◆しくみ
○低年齢児保育充実事業〔1億2150万円〕
育休退園の段階的な解消等による、低年齢児保育ニーズの増加に対応するため、必要な保育士を配置する民間保育所等を支援します。
○中学校屋内運動場空調設備設置事業〔13億5300万円〕
生徒の熱中症予防対策のため、中学校の屋内運動場、武道場に空調設備を設置します。
その他の主な事業:
・小中学校給食費無償化事業〔9億7000万円〕
・出会い・結婚BOOST(ブースト)(※)事業〔2491万円〕
※BOOST…支援する、後押しする。
◆ちから
○三河安城交流拠点推進事業〔1億4530万円〕
三河安城交流拠点を核とする西三河の玄関口に相応しいまちづくりと新たな賑わいを創出します。
○屋外体育施設管理事業〔9億5500万円〕
令和8年度のアジア競技大会開催に向け、総合運動公園内のソフトボール場や園路等の改修を行います。
○その他の主な事業
・本證寺史跡公園整備事業〔1億6678万円〕
・デジタル人材育成推進事業〔500万円〕
◆ばしょ
○防災設備整備事業〔3613万円〕
妊産婦や乳幼児等の避難生活に必要な備蓄物資の充実を図ります。
○都市拠点(JR安城駅周辺)整備促進事業〔3億650万円〕
JR安城駅周辺広場の整備により、利便性を向上させ、誰もが交流できる憩いの空間を創出をします。
○その他の主な事業
・主要道路新設改良事業(市道新明東栄線他)〔8億5100万円〕
・廃棄物処理施設整備事業〔3億5682万円〕
問合せ:財政課
【電話】71-2275