- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県新城市
- 広報紙名 : 広報しんしろ ほのか 令和7年3月号
■あなたと考える、公共施設とまちの未来
公共施設は、地域社会やコミュニティの核であり、市民皆さんの暮らしなどに直結していますが、地域コミュニティに必要な「機能(備えられる働き、役割)」を考えたとき、その機能を公共だけでまかなっていく必要はありません。
「建物」ではなく、「機能・サービス」に注目し、「どんな機能・サービス」が「どのように配置」されれば、地域コミュニティが活性化するのか。厳しい財政状況下にあっても持続可能な公共サービスを提供するためには市と地域におけるビジョンが必要です。公共・民間・地域の力を結集させたビジョンを示し、それを皆さんと共に実現することで、公共施設を縮減しながらも必要な機能が持続でき、地域の活性化につながるチャンスとなります。
公共施設を含めたまち・地域の未来(ビジョン)を市民皆さんと一緒に考えるため、シンポジウムとワークショップを企画しました。
◆公共施設の現状と課題
○[課題1]人口減少で施設の維持費不足
2020年からの30年間で人口の約40%が減少すると見込まれています。そのため、市民一人当たりの公共施設を維持するための負担が増加します。
また、人口構成も大きく変化すると見込まれています。生産年齢人口の減少により、税収が伸び悩む一方、超高齢化に伴う社会保障費などが増加し、公共施設の修繕、改修などに使用できるお金が不足します。
・新城市の人口推移予測
○[課題2]老朽化の建物が急増、施設の維持・更新に年間26億円必要
大規模改修が必要とされる建築後30年を経過した公共施設(平成7年度以前に建築)が、現在65%あります。10年後にはその割合が83%に達し、今後、多くの施設で改修や建替えの時期が到来します。
現在保有する全ての施設を維持・更新した場合、この先、20年間で総額523億円、年平均で約26億円になると推計されます。
・新城市で建築した年度ごとの面積
○[課題3]維持更新の不足額解消に公共施設マネジメントの取組みが必要
施設の維持・更新に必要な年額約26億円に対して、充当できる経費は過去5年間の平均から約18億円となっています。また、市町村合併時の有利な財源交付の終了に伴い、今後、充当経費が減少し、不足額の増加が予測されます。
不足額を解消するためには、施設の適切な維持管理や統廃合、集約化など「公共施設マネジメント」に取り組んでいくことが必要です。
・公共施設維持・更新にかかる不足額
◆シンポジウムを開催します
市民の皆さんと公共施設マネジメントに関する問題意識を共有し、これから一緒に公共施設を含めたまちの未来を考えていくきっかけの場として開催します。
日時:4月26日(土)午後2時~4時
場所:新城文化会館大会議室
定員:100人(先着順)
内容:公共施設マネジメントに関する取組状況の報告、基調講演、パネルディスカッション
申込:予約制です。次の二次元コードからお申込みください。
※二次元コードは本紙をご確認ください。
お電話での申込も可能です。資産管理課へ氏名、人数、連絡先などをお伝えください。
締切:4月11日(金)午後5時
◆ワークショップを開催します
地域(新城・鳳来・作手)別に開催します。参加者の皆さんと地域ビジョンを共有し、「本当に必要な機能・サービス」から施設のあり方を一緒に考えていきます。
開催時期:令和7年度に各地域で4回の開催予定です。1回目の開催は5月を予定しています。
開催曜日・時間帯:平日の夜間または、土・日曜日の日中開催を予定しています。
対象者:新城、鳳来、作手地域別に約20人(原則4回通して参加できる方、先着順)
申込:次の二次元コードからお申込みください。
※二次元コードは本紙をご確認ください。
締切:4月11日(金)午後5時
詳しくは市ホームページをご覧ください。
問合せ:資産管理課
【電話】23-7614
ID:569229441