子育て 好きに出会える場所が、ここにある。おおぶ地域クラブ(3)

■おおぶ地域クラブの現場に潜入取材
地域とこどもたちのリアルなつながり
実際に地域での活動はどのように行われているのでしょうか。
おおぶ地域クラブとして新たにスタートした男子バレーボールクラブの練習現場に潜入取材。
生徒や指導者の声を交えながら、その魅力に迫ります。

このコートから、僕らの物語が始まる。

voice:大府中1年生 久野友惺(ゆうせい)さん
小学生の頃から続けてきたバレーボールを中学生になっても続けたいと思い、おおぶ地域クラブに参加しました。学校や学年を超えて仲が良く、みんなで楽しく活動しています。指導者は良いところを褒め、悪い部分はしっかり指摘してくれるので、成長を実感しながら取り組めています。

◆INTERVIEW
○バレーボールの楽しさを感じてほしい
こどもたちの安全を第一に、パスやレシーブ、スパイクなどの基本のプレーを丁寧に指導しています。まずは個々の力を伸ばして、チームとしてのプレーや試合につなげられるよう心掛けています。勝敗にこだわらず、バレーボールの楽しさを感じてもらうことが一番の目標です。練習を重ねて上達し、一人前になっていく姿には大きなやりがいを感じます。こどもたちが楽しんでくれることで、日本のバレーボールがさらに盛り上がればうれしいです。
男子バレーボールクラブ指導者 後藤修さん

■気になるギモンにお答えします
おおぶ地域クラブQandA

Q.参加は義務ですか?
A.義務ではありません。
おおぶ地域クラブは、希望者のみが参加する任意の活動です。
スポーツ・文化を含む多様なジャンルを用意しているので、こどもたちが学びたい分野や挑戦したい活動を自由に選んで参加できます。

Q.どの中学校のクラブにも入れますか?
A.住んでいる地域のクラブに所属します。
原則として、居住している中学校の学区内のクラブに参加できます。
複数の中学校が合同でチームを構成しているクラブについては、学区外でも参加できます。

Q.活動中のけが・事故など、安全管理はどうなっていますか?
A.運営体制を整えています。
指導者が2人体制で活動を管理し、安全に配慮した運営を行っています。
さらに、現場管理者が順次現場を巡回し、管理に努めています。
万が一の事故が発生したときには、加入している保険で対応します。

Q.指導者はどのような人ですか?
A.実績と知識を兼ね備えた人材です。
連携している至学館大学の講師による研修プログラムを修了した各競技での豊富な経験と専門的な技術・知識を持った人です。
将来的には、プロスポーツチームや大学との連携も視野に入れています。

Q.クラブの掛け持ちはできますか?
A.掛け持ちはできません。
所属は1人1クラブまでです。

Q.活動中の様子は見られますか?
A.見学には事前の許可が必要です。
指導者への事前相談の上、許可が出れば見学できます。

Q.今、何人くらい参加していますか?
A.市全体で、1212人のこどもが参加しています。(8月15日現在)

■「好き」と「可能性」が広がる 地域でつくる新しい活動のカタチ
市では、中学校の部活動を地域へ展開することで、多様な価値観を持つこどもたちが自分の「好き」や「可能性」を見つけられる環境づくりを進めています。学校だけでなく地域全体でこどもを支える「共育」の仕組みを強化し、専門的な指導や安全安心な運営体制を整えることで、こどもたちの主体的な学びや成長につなげていきます。教員の負担軽減に加え、保護者や地域の皆さんと一緒に支える持続可能なスポーツ・文化活動の基盤を構築することで、未来を担うこどもたちの豊かな育成と、誰もが参加しやすい共生社会の実現を目指します。
教育委員会 学校教育課 大下瑛司

問合せ:学校教育課
【電話】46-3332