- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県弥富市
- 広報紙名 : 広報やとみ 令和7年8月号
■広島研修
◆私にできること
弥富中学校 林 穂乃(はやし ほの)
【事前学習で学んだこと】
私はこれまで広島・長崎への原爆投下について、テレビや教科書を通じてしか学んだことがありませんでした。事前学習で戦争、原爆投下、平和について詳しく調べていく中で、これまで思っていた何倍もの恐ろしさを学びました。いろいろと調べて広島に行ったからこそ、感じたものがあったと私は思います。
【広島へ行って学んだこと】
実際に広島に行って、改めて戦争の悲惨さを学ぶことができました。広島平和記念資料館で、空にできた巨大なきのこ雲や、大きなやけどを負った人々の写真、亡くなった人が使用していた焼け跡のある服や日用品などが展示されていました。あの日広島で起きたことを目の当たりにすると、実際に被害を受けた人たちの苦しかった日々が頭に浮かんできました。「原爆の破壊能力を確認するためにちょうどいい地形だった。」という話を聞いて衝撃を受けました。私はそんなことで、こんなにもたくさんの人の命を奪った原爆がすごく怖いと感じました。
【平和学習を通して】
みんなの一生が一瞬でなくなってしまう。そんな恐ろしい戦争はもう絶対に起きないでほしいです。現在の幸せで平和な日々がずっと続くことを願います。平和が続くために私たちにできることは、まず原爆や戦争について知ることだと思います。実際に原爆ドームを見に行くことは、平和に向かってできることの一つだと思います。私は広島で貴重な学びや体験をさせてもらいました。その経験を生かすために、私にできることを考えていきたいです。
◆平和とは
弥富中学校 古江 凛花(ふるえ りんか)
【事前学習で学んだこと】
同じ考えの人たちと「平和とは何か」について考え、自分たちにできることを話し合いました。いろいろな人たちと話していると、平和になるためには戦争をなくすことだけではないことに気づきました。実際に戦争で被爆した広島に行けるということで、事前学習も真剣に取り組むことができました。
【広島へ行って学んだこと】
しげるちゃん弁当を食べて、平和記念資料館に入る前にも戦争のつらさを感じました。平和記念資料館の中に入って、いろんな展示物を見て、戦争の悲惨さや核兵器の恐ろしさを知りました。
平和記念公園にある火は、世界が平和になったら消えるということをボランティアガイドさんから教えていただきました。また、慰霊碑の近くから原爆ドームを見ると慰霊碑が原爆ドームを守っているように見えて、遠くから見ると原爆ドームが慰霊碑を守っているように見えると教えてもらって、感動しました。
【平和学習を通して】
広島へ行く前は、戦争がどのようなものだったのか、本当に日本に被爆したところがあったのか、実感がわきませんでした。広島に行って、核兵器の恐ろしさ、戦争の悲惨さを知りました。展示物やモニュメント、ボランティアガイドさんの原爆についてのお話を聞いたら、原爆や戦争についてより深く細かく知ることができました。平和学習を通して、私は、平和とは戦争・核兵器がない、誰もが幸せだと思える、毎日当たり前の生活ができる世界なのかなと思いました。普段生活しているだけでは知ることができないことがたくさんあったので、忘れないようにしたいです。
■弥富中学校
校訓「大和(たいわ)」のもと、「心豊かで自ら学び,心身ともにたくましい生徒の育成」を教育目標に掲げ、教育活動を行っています。本校の活動や行事の一部を紹介します。
◆学校祭「思いやりの肥料で育つ笑顔の花」(生徒会年間テーマ)
学年を縦割りにした赤、緑、黄、青、紫の5ブロックに分かれ、体育の部で競技やパフォーマンス、文化の部で合唱を行いました。どのブロックも3年生が中心となってまとまり、総合優勝を目指して力を出し切りました。
◆3年生を送る会
3年ぶりに全校生徒が一堂に集まり、3年生を送る会を行いました。1年生、2年生から各学年のアイデアにあふれた企画と合唱を行い、3年生への感謝の気持ちを伝えました。また、生徒会からは3年生の思い出アルバムや先生にまつわるクイズ、お世話になった先生からのビデオメッセージが贈られました。
そして3年生からは、卒業式に歌う合唱曲が贈り返されました。1、2年生を、来年、再来年に自分たちもこうなりたいと思わせる素晴らしい合唱でした。
年度末を迎えるにあたり、どの学年も合唱を通して1つになることができました。
◆対面式
生徒会執行部の認証式後、弥富中と十四山中の生徒会長が、4月よりともに生活するにあたっての思いを全校生徒に向けて述べました。その後、握手を交わし、弥富中学校をよりよくしていく決意を固めました。