- 発行日 :
- 自治体名 : 愛知県東浦町
- 広報紙名 : 広報ひがしうら 令和7年7月号
■非核平和宣言のまちとして
東浦町は、核兵器や戦争のない平和な世界を願い、1995年に非核平和宣言をしています。
日本では戦後80年を迎える今、世界ではロシアによるウクライナ侵攻開始から3年が経ち、未だに収束の目途が立ちません。また、イスラエル・パレスチナ情勢によって世界はますます混迷を極め、戦禍により多くの人々の尊い命や日常が奪われています。戦争は決して他人事ではありませんが、戦争の直接的な体験を語る人は少なくなってきています。
戦争を知らない世代に戦争の記憶を継承していくため、戦後80年という節目である今年、町内の小学6年生が広島平和記念公園や原爆ドーム等を見学し、原爆の恐ろしさ、平和の大切さを学ぶ国内研修の研修報告を役場で展示します。
東浦町は引き続き、戦争の悲惨さや核の恐ろしさを伝え、平和への想いを次世代に継承するため、核兵器廃絶や平和行政の推進に取り組んでいきます。
■〔東浦町の平和〕被爆アオギリ2世、被爆クスノキ2世を知っていますか?
◇被爆アオギリ
1945年8月6日、広島市に原子爆弾が落とされ、爆心地から約1.3キロメートルの広島逓信局(現在の中国郵便局)の中庭で被爆しました。爆心地側の幹半分が熱線と爆風により焼けてえぐられましたが、焦土の中、青々と芽を吹き返し人々に生きる希望を与えました。
◇被爆クスノキ
1945年8月9日、長崎市に原子爆弾が落とされ、爆心地から約800メートルの山王神社の2本のクスノキは、強烈な熱線とすさまじい爆風により大きな被害を受けました。一時、生存も危ぶまれましたが、その後、樹勢を盛り返し、現在は長崎市の天然記念物に指定されています。
◇2本の被爆2世の木が於大公園に
2002年に町が「日本非核宣言自治体協議会」へ加盟したことをきっかけに「日本非核宣言自治体協議会」から2本の被爆2世の苗木をいただき、於大公園内に植樹しました。
■非核・平和パネル展
戦争と原爆の悲惨さや生命の尊さを後世に伝えるために「非核・平和パネル展」を開催します。核兵器のない平和な社会について考えてみませんか。期間中、役場1階ロビーに折り鶴ボックスを設置します。平和への思いを込めて作られた折り鶴は、広島市の平和記念公園内の「原爆の子の像」に献納します。ご自宅で折った鶴をお持ちください。
とき:8月1日(金)~29日(金)
ところ:中央図書館、役場(1階ロビー)
問い合わせ:行政課
【電話】内線244