くらし 【安全・安心】防災安全通信 Vol. 95

◆東日本大震災から14年 「3.11」を未来へつなぐ
2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災からまもなく14年が経過します。
死者は約1万5900人という大きな被害に見舞われました。このような震災の記憶を風化させず、得られた教訓を生かせるように、防災・減災の意識向上に努めましょう。
今回は、被災した方があってよかった、あったらよかったと思ったアイテムを一部紹介します。

◇被災した方に聞いた、あってよかった・あったらよかったアイテム
・カセットコンロ
ガスが1カ月止まっていた事例あり。ガスが通らなくても調理ができた。温かい食べ物は人を落ち着かせます!
・簡易トイレ
水は止まると考えておきましょう!簡易トイレは必須です。
・モバイルバッテリー
スマホがないと情報収集、家族などとの連絡もできません!いくつか用意しておくと安心です。
・薬
普段飲んでいる薬。長期間の避難所生活になる可能性もあります。すぐに持ち出せる場所に置いてありますか!?

非常食・飲料水はもちろんのこと、上にあるようなものもあってよかったと思った方がいます。
他には、ラジオ、懐中電灯、単1、単2の電池(ラジオや懐中電灯などに使うことがあります)、小銭、衛生用品などがあります。
また、車のガソリン残量は常に多めにしておくと安心です。
今、起きるかもしれない地震、日ごろから備え、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。

◆東日本大震災 震災遺構
◇被災者とその遺族の思いを未来へつなぐ
震災遺構とは、震災が原因で倒壊・損傷した建物などのことで、次世代に向けて震災が起きたという記憶や教訓のために、取り壊さずに保存しておくものです。
現在、石巻市の大川小学校などが震災遺構となっており、遺構の周囲には震災を忘れないようにするためのメッセージや、解説パネルなどが設置されています。
また、震災遺構をめぐるツアーなども企画されています。

問合せ:防災交通課
【電話】内線223