- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県津市
- 広報紙名 : 広報つ! 令和7年10月号
令和7年第3回市議会定例会で、令和6年度一般会計と特別会計、企業会計の決算が認定されました。一般会計の決算の概要をお知らせします。詳しくは市ホームページをご覧ください。
※文中・図表中の金額は1万円未満を四捨五入などしています。
■一般会計
一般会計の予算額1297億9963万円に対して、歳入決算額(市に入ってきたお金)は1233億765万円、歳出決算額(使ったお金)は1228億4088万円となりました。
歳入決算額から歳出決算額を差し引くと、4億6677万円の黒字となり、このうち令和7年度へ繰り越した事業の財源となる2億9103万円を除いた実質的な収支差引は、1億7574万円となりました。
■歳入のポイント
自主財源は、506億5632万円(41.1%)で、市税収入や使用料・手数料が主なものです。一方、依存財源は、726億5133万円(58.9%)で、地方交付税や国・県からの支出金、市債が主なものです。
(1)市税
市民税や固定資産税などの市税収入は、419億7151万円(全体の34.0%)となりました。
(2)国県支出金
国・県から補助金などとして交付される国庫支出金・県支出金は、325億7500万円(26.4%)となりました。
(3)地方交付税
市町村の財政力に応じて交付される地方交付税は225億5369万円(18.3%)となりました。
■歳出のポイント
(1)目的別決算状況
児童手当の支給、保育施設の運営、各種福祉事業などの経費である民生費が489億1534万円(39.8%)と、最も多くを占めています。
(2)性質別決算状況
義務的経費:職員の給与などの人件費、社会保障関係経費などの扶助費、地方債の元利償還などの公債費といった、支出が義務付けられ、任意に削減できない義務的経費は、684億9939万円(全体の55.8%)となりました。
その他の経費:義務的経費と投資的経費を除いたその他の経費は、436億880万円(35.5%)で、消費的性質を持つ物件費や補助費等が主なものです。
投資的経費:道路、公園、学校施設の整備など、支出の効果が長期にわたる投資的経費は、107億3269万円(8.7%)となりました。
▽歳出決算額(性質別決算状況)
■都市計画税をこのように活用しました
都市計画税は、公園・下水道整備、土地区画整理事業などの都市計画事業、それらの事業を行うために過去に発行した市債の償還に使う目的税で、令和6年度の決算額は、22億5,482万円でした。使途の内訳は、公債費として20億9,413万円(92.9%)、都市計画事業として1億6,069万円(7.1%)を充当しました。
※決算額のうち、特定財源を除いた一般財源に都市計画税を充当しています
■令和6年度の健全化判断比率と資金不足比率
地方公共団体の財政状況や経営状況が健全な状態であるかをチェックするため、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく指標を算定・公表しています。4つの指標から構成される「健全化判断比率」は自治体の財政状況を、「資金不足比率」は公営企業の経営状況を、それぞれ健全なものかどうか判断する指標です。「早期健全化基準」「経営健全化基準」を超えると要注意段階と見なされますが、津市はいずれの指標も基準未満です。
※モーターボート競走事業会計は0%
問合せ:財政課
【電話】229-3124【FAX】229-3330