- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県伊勢市
- 広報紙名 : 広報いせ 令和7年7月15日号
障がい者や高齢者の尊厳(そんげん)を守り、誰もが地域で安心して暮らせるまちづくりを進めるためには、「虐待」について一人一人の正しい理解と気づきが大切です。
■このような行為は虐待にあたります
◇身体的虐待
つねる。叩く。蹴る。無理やり食事を口に入れる。など
◇介護・世話の放棄・放任
入浴させず体が汚れている。食事を与えない。徘徊や病気の状態を放置する。など
◇心理的虐待
怒鳴る。悪口を言う。子どものように接する。話しかけているのに意図的に無視する。など
◇性的虐待
下(上)半身を裸にする。下着のままで放置する。わいせつな行為をする(させる)。など
◇経済的虐待
日常生活に必要な金銭を渡さない、使わせない。財産や年金を無断で使用する。など
※「高齢者虐待防止の基本」(令和7年3月厚生労働省 老健局)を元に作成
■障がい者の虐待防止→小さなサインを見逃さない
障がい者の特性から、自分が虐待を受けていても「虐待」だと認識できずに、助けを求められない人がいます。周囲が小さなサインを見逃さないようにすることが大切です。
■高齢者の虐待防止→介護を頑張りすぎていませんか?
高齢者虐待の主な原因に「介護疲れ・ストレス」があります。特に認知症の人のケアは大きな負担となることがあります。
心身ともに余裕をもって介護を続けていくために、家族だけで頑張り過ぎず、介護サービスなどを活用して介護負担を減らすことが大切です。
■地域でできること
◇声掛け
日常的にあいさつをし、近所の関係づくりをしよう。
◇見守り
障がい者や高齢者、その家族のちょっとした変化に気付き、異変を感じたら声を掛けよう。
◇相談
本人が「困っていない」「関わってほしくない」などと言う場合でも、放っておくと健康や安全が脅かされる状態になる人がいます。異変を感じたら、下記の窓口へ相談を。
《!》「虐待かな?」と感じたら通報を!
障がい者や高齢者への虐待に気づいた人は通報をする義務があります。通報することで、虐待を受けている人を守るとともに虐待をしている人たちを救うことにもなります。
なお、通報した人の情報は守られます。
※生命の危険があるなど緊急性が高い場合は、警察(110番)または救急(119番)へ通報してください。
◇障がい者虐待の相談・通報窓口
基幹相談支援センター【電話】63-5944
地域相談支援センター【電話】21-1130【FAX】27-2412
◇高齢者虐待の相談・通報窓口
福祉総合支援センターよりそい【電話】21-5583【FAX】63-5420
東地域包括支援センター【電話】44-1165【FAX】43-4427
五十鈴地域包括支援センター【電話】20-5500【FAX】23-0101
北地域包括支援センター【電話】65-5070【FAX】65-5075
中部地域包括支援センター【電話】27-2424【FAX】27-2412
南地域包括支援センター【電話】21-0080【FAX】22-6070
西地域包括支援センター【電話】20-5055【FAX】27-0570
問合せ:福祉総合支援センターよりそい
【電話】21-5583【FAX】63-5420