文化 特集 つなぎ続けてきた伊勢の誇りと伝統(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県伊勢市
- 広報紙名 : 広報いせ 令和7年10月1日号
■いよいよ来年、伝統をつなぐ
お木曳(きひき)行事
お木曳行事は、20年に1度の神宮式年遷宮のための御用材(ごようざい)(御遷宮で使用する木)を奉曳(ほうえい)する伊勢の民俗行事です。奉曳車やさまざまな様式に各団独自の伝統が今日まで受け継がれており、伊勢のまちが熱気に包まれる行事の一つです。奉曳車・そりに大きな御用材を載せて、木遣(きや)りや「エンヤ!」の掛け声など、大勢で力を合わせて綱を曳(ひ)きます。
この「お木曳行事」は、国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として選択され、また、伊勢市の「無形民俗文化財」として指定されています。
◆いよいよ始まる令和のお木曳
◇第一次お木曳行事(令和8年)
陸曳 令和8年5月9日(土)〜6月13日(土)
川曳 令和8年7月25日(土)〜8月2日(日)
◇第二次お木曳行事(令和9年)
陸曳 令和9年5月8日(土)〜6月12日(土)
川曳 令和9年7月24日(土)〜8月1日(日)
〔予定〕
問合せ:伊勢御遷宮委員会事務局
【電話】25-5215【FAX】63-5339
■稔(みの)りに感謝
初穂曳(はつほびき)
そして、誇りをつなぐ
初穂曳は、お米の稔りに感謝を込め、新穀を神宮へ奉納する行事です。20年に1度の神宮式年遷宮の際に行われる伊勢の民俗行事「お木曳行事」「お白石持(しらいしもち)行事」の伝統を継承し、次世代に伝えることを大きな目的として昭和47年から始まりました。今年のお初穂を奉曳車・初穂船に載せ、10月15日(水)には外宮へ、10月16日(木)には内宮へとそれぞれ奉曳・奉納します。
◆外宮領 陸曳(げくうりょう おかびき)
日時:10月15日(水)・9時30分〜12時ごろ
場所:高柳商店街(今社(いまのやしろ)付近)〜外宮
実施団体:伊勢神宮奉仕会
※外宮領全団(町)協力
◇陸曳経路と交通規制図
※詳細は本紙をご覧下さい。
10月15日(水)は、交通規制が実施され、初穂曳経路および周辺道路は、混雑が予想されます。
◆内宮領 川曳(ないくうりょう かわびき)
日時:10月16日(木)・10時〜15時ごろ
場所:五十鈴川浦田橋付近〜内宮
実施団体:宇治二軒茶屋連合奉献団
※内宮領全団(町)協力
◇川曳経路
川曳経路などは、予告なく変更となる場合があります。
※詳細は本紙をご覧下さい。
問合せ:伊勢神宮奉仕会事務局
【電話】25-5154【FAX】63-5339