くらし ひろげよう人権尊重の輪

■差別をなくす実践行動力
正しい知識を得ることや思いやりの感性を育むことも大切ですが、人権を守り差別をなくすためには「実践行動」が重要です。その実践行動は大きく二つ考えられます。
一つは生活の中で差別的な言動に出会ったときの行動です。例えば、学校や職場においてハラスメントにつながる事案に遭遇したとき、その場で「それは人権侵害につながる」「差別的発言だ」と指摘し、その行為を止めようとする行動はとても意味のある実践行動です。たとえ、その場で指摘できなくても、「仲間に相談する」「上司に伝える」など、何らかの働きかけをすることも差別をなくす実践行動です。
もう一つは、人権尊重の社会をつくるために社会に働きかける行動です。学校であれば、「人権作文や人権ポスターを作成する」「校内でピンクシャツ運動に取り組む」など、職場や地域であれば、「人権の講演会に参加する」「人権に関わる話題で会話をする」などです。みんなが安心して過ごせる学校や社会をつくるため、差別をなくす仲間を増やし人権尊重の機運を高めていくことはとても重要です。
今一度、自分と人権問題の関わりを見つめ、「自分たちに何ができるか」を考え、人権を守るための実践行動力を高めていきましょう。

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