- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県名張市
- 広報紙名 : 広報なばり 令和7年7月10日号
田中一穂(たなか・かずほ)さん 名張市猟友会会員
エネルギー関係の職に従事しながら、2年程前から猟友会の会員として活動中。わな猟と第一種銃猟の狩猟免許を持ち、地域の依頼で赤目地域に設置した箱わなを管理するなど、精力的に有害鳥獣駆除に携わっている。
■「山や自然が好き」の延長でハンターに!
狩猟を始めたきっかけは、猟友会に所属している会社の先輩から誘いを受けたことでした。もともと自然と触れ合うことが好きだったこともあり、三重県猟友会が開催する初心者講習会に参加。狩猟免許を取得して、2年前の10月から狩りに参加し始めました。新人の私の弾はなかなか当たらず、初めて仕留めたのは狩りを始めて半年が経ったころ。やっと当たったと喜びつつ、もっと正確に狙えるよう精進したいという思いが湧きました。
猟友会の先輩たちは知識や技術を教えてくれますし、狩りに対してそれぞれ違う考えを持っているので活動していて楽しいですね。70代以上の人も多いので、力仕事を頼まれるなど頼りにされています。猟友会でも会員の高齢化が問題になっているので、若い人や森や自然に興味がある人はぜひハンターに!市の農林資源室に相談すれば講習会などの情報を教えてもらえますよ。せっかく免許を取ったなら狩猟を楽しんでほしいので、経験豊富な先輩がいる猟友会に入って、狩猟仲間を増やしてもらえるといいと思います。
「山や自然が好き」の延長でもある狩りが地域の人のためになるならと、有害鳥獣の共同捕獲にも積極的に参加しています。好きなことが地域の役に立つなら、これほど嬉しいことはないですね。まだまだ未熟な私ですが、先輩たちに教わりつつ、一人前になれるよう狩猟技術を身につけていきたいです。