健康 みんなで健康づくり

■第3次尾鷲市健康増進計画(令和6~10年度)における取り組み
~気づいてあげて こころとからだのSOS~
日々の生活の中で、ストレスによる心身の不調を感じていませんか。ストレスが強くかかる状況下では、それを発散しようとして、何かに依存してしまう危険性があります。

○「やめたいのにやめられない」は依存症かも
依存症とは、アルコールやギャンブル、薬物など、娯楽やストレス解消を目的としてはじめたことが次第にエスカレートして、「やめたくてもやめられない」状態となってしまう病気です。性別や年齢、職業を問わず、誰にでも依存症になるおそれがあります。

(1)アルコール依存
多量飲酒を長期間にわたり続けることで、お酒がなくてはいられなくなった状態で、体の中のアルコールがなくなると、手の震えや不眠、多量の発汗等の症状が出ます。進行すると、身体の不調だけでなく、家族や職場など周囲の人に多大な迷惑をかけることがあります。

(2)薬物依存
違法薬物だけでなく、睡眠薬や鎮痛剤などの処方薬や市販薬を繰り返し使いたい、使っていないと不快になるため、使わざるを得ないという状態です。

(3)ギャンブル依存
勝ったときの興奮や高揚感が忘れられず、いくら負けても次は必ず取り戻せると思い込んでしまいます。すると、返済できないような大きな借金を繰り返してでも、ギャンブルを続けたいと思うようになります。

(4)ネット・ゲーム依存
インターネットやゲームなどの特定の行動に必要以上に熱中し、のめり込んでしまう状態です。生活が乱れ、仕事や学校を休んで社会生活に支障をきたしてしまうことがあります。

○異変に気づいたら
「娯楽・ストレス発散」と「依存症」の違いは明確にはありませんが、社会生活に支障をきたしているのにやめることができず、本人や家族が苦痛を感じていた場合は「依存症」と判断されます。
依存症の初期には、行動や言動に何かしらのサインが見られます。アルコールなら「隠れてお酒を飲む」、ギャンブルなら「借金をしてまで続けている」、さらに、「周囲に嘘をつく」、「落ち着きがなくイライラしている」といった行動があれば、依存症を疑う必要があります。

○依存してしまう前に
何かに依存してしまう前に、抱えている悩みや感じているストレスを誰かに相談してみませんか。身近に話せる相手がいないときは、本紙11ページの相談窓口を利用してください。
また、依存症に関する専門相談もありますので利用してください。

お問い合わせ:
依存症専門電話相談(毎週水曜午後1時~4時)【電話】059・253・7826
福祉保健課【電話】23-3871